犯罪学;児童虐待防止のために

閲覧数2,327
ダウンロード数11
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    欧米では子どもを危険状態に置くこと自体が「虐待」とされる。したがって、真夏日に子どもを車の中で寝かせたままパチンコに行く行為などは、欧米では虐待になりうる。
    また、児童虐待防止の理念として、欧米では「虐待経験者」の存在自体が「危険状態」であると考える。つまり、虐待経験者の虐待癖は治らないと考えるのである。
    したがって、仮に現在、虐待経験者が虐待を行っていなかったとしても危険であると考える。そこで、子どもを虐待経験者から引き離す必要性を強調して子どもを比較的容易に取り上げてしまう。
    例えば、アメリカでは児童100 人につき70 人が児童虐待の通告を受けている。ただし、アメリカでは通告が過剰化しており、実際には半分以上の虐待が未確認とされる。
    なお、アメリカでは里子制度が活用され、児童を引き取った里親に補助金が支払われる。しかし、これを悪用して貧困者がたくさんの子どもの里親になり、高収入を得るケースや里親が虐待するケースが問題となっている。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    犯罪学 中間レポート 8
    選択問題番号 32.わが国における児童虐待の現状について述べよ。] ⇒ノート 21
    日本では近年、児童虐待の相談件数が増加して社会問題化し、2000 年には児童虐待防止法が成立
    した。
    児童相談所における相談件数(実質的には通報件数)は、年々明らかに増加し、10 年で 20 倍以上
    になっている。ただし、これは本当に実体として激増したのかどうかについては、疑問である。
    それでは、なぜ近年において児童虐待が増えているのであろうか。
    まず、人々の意識の変化が挙げられる。従来、他人の家には口出しすべきではないという意識が
    強かったが、現在では他人の家のことだからと...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。