会社法事例演習教材 第二版 Ⅰ‐8解答

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    資料紹介

    会社法事例演習教材 第二版の解答です。問題は紛争解決編(第Ⅰ部)と紛争予防編(第Ⅱ部)に別れており、それぞれ12テーマずつ。会社法における最良の演習書であると考えます。
    解答のついていない本書において、本解答は貴重なものであると思います。 そして、本解答は司法試験合格者に添削をしてもらった上で作成しているため、充実した内容になっていると考えます。 また、発展的な問題については、参考文献や参考資料を引用した上で作成もしておりますので、学習の便宜上、有効な内容となっております。

    資料の原本内容( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    I -8 違法な募集株式の発行
    8-1 募集株式の発行の差止め
    (1) 企業提携による株価上昇と有利発行
    Q1 本件においてXは、差止事由として何を主張していくことになるか。
    Xは、払込金額70円は「募集株式を引き受ける者に特に有利な金額」(199条3項)にあたるから、当該株式を発行するためには株主総会の特別決議を経る必要がある(201条1項)にもかかわらず、当該株式の発行がP社取締役会で発行決議をしただけで、株主総会の特別決議を経ていないことから、法令違反にあたる(210条1号)と主張していくことになる。
    Q2 本件募集株式の発行における払込金額は、特に有利な金額であるといえるか。
    1 有利発行かどうかの判断基準
    会社法199条3項にいう「特に有利な金額」とは、公正な発行価額より特に低い価額をいうものと解するのを相当とする。
    そして、公正な発行価額について判例は、「発行価額決定前の当該会社の株式価格、右株価の騰落習性、売買出来高の実績、会社の資産状態、収益状態、配当状況、発行ずみ株式数、新たに発行される株式数、株式市況の動向、これらから予測される新株の消化可能性等の諸事情を総合し、旧..

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