「新しい荒れ」と「近代教育の三重構造」について

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    「近代教育の三重構造」とは、教育が、?支配層から支配層(自分の子ども)への教育、?支配層から大衆への教育(労働力の養成を目的とする)、?労働者階級の人権としての教育欲求、という三重構造になっていることをいう。まず、こうした構造がつくられていった歴史をみていく。
    そもそも学校は、支配層が余暇を利用して文化伝達をはかる場であって、教育は支配層だけが受けるものであった。庶民のための学校は、中世末期以降、こうした支配層の学校とは別に、徳育を中心に、社会の秩序維持の方策の一つとして発達してきた。

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    「新しい荒れ」と「近代教育の三重構造」について
     「新しい荒れ」
     「新しい荒れ」は1980年代末頃から見られ、1990年代半ばに激化した。その特徴は、これまで大きな問題を起こしたことのない「普通」の子どもが、突然問題行動を起こすようになったことである。自分の感情をコントロールする力が弱く、すぐにムカツキ、キレル。また、社会性・規範意識が薄れてきており、自分の欲求のままに動く。こうした困難が生徒全体に広がり、多くの教師は「子どもの心がつかめない」と感じている。
     問題点としては、このような困難な状況下で未だ1クラスの定員が文科省の基準で40人のままであること、新学力観と観点別評価、高校入試の内申書重視が生徒と教師の関係をより疎遠にしていることが挙げられる。
     また、中学生の側で学校に対する構え方が変化し、教師側の指導とずれが生じていることも「子どもの心がつかめない」原因の一つである。その構え方については、以下の6つに分けられる。
    同調型(学校や教師の指導にはまじめに対応する者だと思っているタイプ)
    忠誠型(主体的な意味付けと外的強制の区別がつかなくなっているタイプ)
    逸脱型(学校に対す..

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