Hallett et al. 1981 Behavior of the long-latency stretch reflex prior to voluntary movement 和訳

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    Behavior of the long-latency stretch reflex prior to voluntary movement
    Mark Hallett, Martin Bielawski and C.D. Marsden 1981

    Abstract
     “リラックスした状態”において、ヒトの長拇指屈筋の伸長反射 を引き起こすという試みを行った。伸長反射は筋の随意収縮開始に先行するタイミングで引き起こされ、そのタイミングは様々に変えられた。筋が完全にリラックスしているとき、短潜時反射も長潜時反応も見られなかった。その際用いられた伸展刺激 の伸展率は600°/秒であった。完全なリラックス状態ではないときには、小さな長潜時反応が見られた。それは随意活性までの時間が近づいてくるに従って大きくなることもあった。この反応の増大は背景EMGのかすかな平衡増加(parallel augmentation) によるものであり、長潜時伸長反応のゲインを増加させることによって大きな随意収縮に備えている のだと考えられる。

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    Behavior of the long-latency stretch reflex prior to voluntary movement
    Mark Hallett, Martin Bielawski and C.D. Marsden 1981
    Abstract
     “リラックスした状態”において、ヒトの長拇指屈筋の伸長反射 を引き起こすという試みを行った。伸長反射は筋の随意収縮開始に先行するタイミングで引き起こされ、そのタイミングは様々に変えられた。筋が完全にリラックスしているとき、短潜時反射も長潜時反応も見られなかった。その際用いられた伸展刺激 の伸展率は600°/秒であった。完全なリラックス状態ではないときには、小さな長潜時反応が見られた。それは随意活性までの時間が近づいてくるに従って大きくなることもあった。この反応の増大は背景EMGのかすかな平衡増加(parallel augmentation) によるものであり、長潜時伸長反応のゲインを増加させることによって大きな随意収縮に備えている のだと考えられる。
     多くの研究グループが、ヒトの収縮している筋肉の伸展は腱反射潜時でおこ...

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