stroop効果

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    資料紹介

    目的
    Stroop (1935) Taskパラダイムは多くの研究によって注意プロセスの検討に用いられているが、色名呼称反応への干渉が生じるのは、色名を文字刺激として用いる場合だけではないことが報告されている(Williams, Mathews, & MacLed, 1996)。本研究では、Emotional Stroop Taskを用いて、感情と注意のバイアスの関係を検討する。
    仮説
    否定的感情に関連する言葉を文字刺激として用いると、中性語を用いた場合と比較して、色名呼称反応時間が長くなり、誤反応数も多くなる。
    方法
    被験者 
    19歳から20歳までの大学生で男女各1名ずつ計2名を対象として実験を行った。
    材料 
    4つの中性語(広場、並木、歩道、近所)を赤、青、茶、緑の4色のいずれかで印字し10行10列にランダムに配列したカードAと、4つの感情語(危険、恐怖、裏切、失敗)を上と同様に印字、配列したカードBを用いた。なお刺激語は, Algom, Chajut, & Lev (2004) が用いたものを翻訳したものである。
    装置
    ストップウォッチ
    手続き
    カードAの色名呼称を条件1, カードBの色名呼称を条件2として決め、2条件を被験者ごとにランダム順に行った。実験を始める前に、各条件に印刷されている文字は無視し、印刷されている色の名前を、できるだけ早く、そして間違わないように正確に最後まで読み上げること、「用意、初め」の合図で始めることを被験者に教示した。反応時間は各被験者の読み上げに要した時間を条件ごとにストップウオッチで計測した。また、同時に反応中の誤反応数も、条件ごとに記録した。
    結果
    図1では、各条件における被験者の平均反応時間を示した。各条件の平均反応時間は、条件1が89.14秒、条件2が91.59秒であった。図1より、条件2は条件1よりも所要反応時間が長かった。つまり、否定的感情語が中性語より所要反応時間が長かったことが示された。
    図2では、各条件における被験者の平均誤反応数を示した。両条件ともに2回の誤反応数を示した。
    考察
    本実験では、否定的感情語の文字刺激を用いた条件2が、中性語の文字刺激を用いた条件1より、平均反応時間が2.45秒長かった。しかし、条件別の反応時間の平均値が約90秒かかったのに対して2.45秒という反応時間は差異と考えるには小さい数字であると考えられた。そのため、否定的感情語と中性語の間の反応時間は同じであったといえる。よって、本実験では、否定的感情語に関連する刺激の方が中性語と比較したとき、反応時間が長くなるという仮説は支持されなかった。
    仮説が支持されなかった理由として3つの原因が考えられた。一つ目に実験が行われた環境が不適切であったことである。実際、本実験が行われた場所では別の実験も行われていたため、被験者が外界刺激からの妨害を受け、実験から注意がそむけられたと推測された。そのため、実験を行う場所は静かである必要がある。
    二つ目に実験に使われた装置が不適切であったことが考えられた。実際、被験者にカードを見せる際、実験者がカードを手で持っていて、カードが実験者の手の振動によって震えるなど、被験者が実験を行うにあたって集中できない装置の設定であった。このことを解消するためには、カード立てなどの装置を用い、カードを人工的に固定させる必要がある。また、カードに書かれていた茶色と赤とが混同しやすかったため、被験者が色名を区別するのに困難だった。このことを解消するためには、茶色と赤の2色が混同されないように他の色に変える

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    目的
    Stroop (1935) Taskパラダイムは多くの研究によって注意プロセスの検討に用いられているが、色名呼称反応への干渉が生じるのは、色名を文字刺激として用いる場合だけではないことが報告されている(Williams, Mathews, & MacLed, 1996)。本研究では、Emotional Stroop Taskを用いて、感情と注意のバイアスの関係を検討する。
    仮説
    否定的感情に関連する言葉を文字刺激として用いると、中性語を用いた場合と比較して、色名呼称反応時間が長くなり、誤反応数も多くなる。
    方法
    被験者 
    19歳から20歳までの大学生で男女各1名ずつ計2名を対象として実験を行った。
    材料 
    4つの中性語(広場、並木、歩道、近所)を赤、青、茶、緑の4色のいずれかで印字し10行10列にランダムに配列したカードAと、4つの感情語(危険、恐怖、裏切、失敗)を上と同様に印字、配列したカードBを用いた。なお刺激語は, Algom, Chajut, & Lev (2004) が用いたものを翻訳したものである。
    装置
    ストップウォッチ
    手続き
    カードAの色名呼称を条件1, カード..

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