ラストエンペラーと宦官たち

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    参考にしたのは『最後の宦官秘聞 ラストエンペラー溥儀に仕えて』賈英華/NHK出版/2002 だが、出版当時この本は中国でも話題になったらしく、主な内容は、神秘のベールに包まれてきた皇帝夫妻の私生活と宦官の実態についてだ。
    中国の歴史を影で作りあげてきたと言われる、男ではない男達。彼らによって赤裸々に語られる最後の皇帝溥儀を知るうちに、私の中で新しい溥儀像が生まれたと感じた。

    地方の貧しい村に生まれた最後の宦官孫耀庭は、清朝の宮廷で人旗挙げようと、8歳にして「浄身」の手術を受け、宦官としての道を目指す。その実直さが買われて、後に清朝最後の皇帝・溥儀とその皇后の婉容のそば近く仕えることになる。その二人の私生活から宦官の実態まで、歴史の生き証人が語る中国最後の王朝の真実だ。

    一枚のスナップ写真が挿入されている。宮殿内での普段着の溥儀と婉容を写したものだが、写真の中には、まるでゲームボーイに熱中する子供のように、手にしたものを夢中で見つめる溥儀がいる。そんな彼にはまるで関心がないかのように眉をひそめてあさっての方向を見ている婉容。何か二人の夫婦関係を象徴するかのような一枚なのだが、そこには皇帝を皇后といった風情は全く感じられない。三千年を超える王朝の最後の顔はどう見ても頼りない高校生の少年、少女である。歴史の真実なんて実はこんなものなんじゃないかと思う。

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    ラストエンペラーと宦官たち
    漢文学の講義の中で、最も印象に残っているのが、宦官についての話だった。そのようなシステム自体を初めて聞いたので、大変衝撃的だったことをよく覚えている。映画「ラストエンペラー」を初めて見た時もそうだった。まだ小学校に入ったばかりだったので、内容は詳しくは覚えてはいない。あまりにも壮大な大河ドラマなので、改めてもう一度見る気も起きないのだが、最後の皇帝・溥儀の人間性については以前から多少なりとも興味があった。この本を読んでみようと思った経緯については、そんなところだ。
    参考にしたのは『最後の宦官秘聞 ラストエンペラー溥儀に仕えて』賈英華/NHK出版/2002 だが、出版当時この本は中国でも話題になったらしく、主な内容は、神秘のベールに包まれてきた皇帝夫妻の私生活と宦官の実態についてだ。
    中国の歴史を影で作りあげてきたと言われる、男ではない男達。彼らによって赤裸々に語られる最後の皇帝溥儀を知るうちに、私の中で新しい溥儀像が生まれたと感じた。
    地方の貧しい村に生まれた最後の宦官孫耀庭は、清朝の宮廷で人旗挙げようと、8歳にして「浄身」の手術を受け、宦官としての道を目指..

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