酸化還元反応

閲覧数3,161
ダウンロード数6
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    【酸化・還元と酸化数】
     狭義の酸化・還元は、酸素または、水素を中心として次のように定義される。
     「ある物質が酸素と化合したとき、または水素が奪われたとき、その物質は酸化されたといい、ある物質が水素と化合したとき、または酸素が奪われたとき、その物質は還元されたという」
     広義の酸化・還元は、電子の授受から次のように定義される。
     「一般に原子・イオン・分子などが電子を失うことを、これらが酸化されたといい、逆にこれらが電子を得ることを、還元されたという」
     例えば、マグネシウムが酸素中で燃えて酸化マグネシウムとなる反応を考えてみよう。
    2Mg + O2    2MgO
     酸化マグネシウムは、マグネシウムイオンMg2+と酸化物イオンO2−とから出来ているから、次のような変化をしたことになる。
    2Mg    2Mg2+ + 4e−
    O2 + 4e−    2O2−
     したがって、マグネシウムは酸化され、酸素は還元されたという。そして、このように電子の授受は同時に行なわれるから、酸化と還元は同時に起こり、このような反応を酸化還元反応という。そして、酸化・還元は、このような電子の授受、すなわち広義の酸化・還元で考えるのが普通である。
     この電子の授受、すなわち酸化・還元を調べる方法として酸化数による方法がある。酸化数とは、原子間の電子の授受を表す数値で、電子を失った状態を+、電子を得た状態を−とし、授受した電子の数の数値を+・−の符号と共に示したものであり、具体的には、次のように考える。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    酸化還元反応
    【酸化・還元と酸化数】
     狭義の酸化・還元は、酸素または、水素を中心として次のように定義される。
     「ある物質が酸素と化合したとき、または水素が奪われたとき、その物質は酸化されたといい、ある物質が水素と化合したとき、または酸素が奪われたとき、その物質は還元されたという」
     広義の酸化・還元は、電子の授受から次のように定義される。
     「一般に原子・イオン・分子などが電子を失うことを、これらが酸化されたといい、逆にこれらが電子を得ることを、還元されたという」
     例えば、マグネシウムが酸素中で燃えて酸化マグネシウムとなる反応を考えてみよう。
    2Mg + O2    2MgO
    酸化マグネ...

    コメント1件

    halu0911 購入
    いいレポートでした。
    2006/05/01 22:27 (17年12ヶ月前)

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。