連関資料 :: 企業競争のダイナミズム

資料:2件

  • 企業競争ダイナミズム
  •  企業競争のダイナミズムということであるが、競争をする上でまずは他社よりも先に新商品を開発することが重要である。なぜかといえば、この新商品を開発したリーダー企業はその商品に関しては唯一の供給企業となるため、他社を気にすることなく価格を決定することができる価格優位性を持つからである。消費者もリーダー企業からしかその新商品を買うことができないので、値段はリーダー企業のつけたものに従わざるを得ない。よってリーダー企業は利益を多めに設定した価格設定をする。これが超過利益ということである。この超過利益があるため各企業は新商品の開発に取り組むのである。しかし、ここで他の企業もこの新市場における超過利益のために業績を伸ばしているリーダー企業の独走を見過ごすわけではなく、その利益を自社も少しは取ろうとフォロワーとして新市場にどんどん参入してくる。こうして他社が市場に参入してくることでその商品はだんだんと供給が増え、世の中に普及し、価格も超過利益を取れるような価格ではない適正価格へと推移していく。こうなると次に必要なのはコスト削減である。各企業は商品をよりやすく生産する技術を常に開発しようと試み、そこで新たな技術が生まれ、またさらに価格が下がっていく。また他の企業はその市場にうまみがなくなったと感じるとその市場における新商品の開発やまた別の市場の新商品の開発に乗り出す。こうしてまた似たようなサイクルが生じるのである。  競争が生じることで、企業は常に新商品の開発や技術革新に躍起になって取り組まなければならないが、これは社会的に見ると非常によいことである。社会的効果として、企業が新商品の開発に取り組むことで多様な新商品が発売され、また企業が新市場における競争を行うことでその商品は普及し多くの人が手にすることができるようになり、そして各企業がコストを削減しようとしたり、新商品を開発しようとしたりすることで科学技術の発展も見込める、といったことが挙げられる。
  • レポート 経営学 企業 競争 ダイナミズム
  • 550 販売中 2006/01/30
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