準動詞の意味上の主語

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    0. はじめに
     英語学の本を読むと統語的研究でよく目にするのが、補文(埋め込まれた文)(embedded sentences)である。次の例を見ていただきたい。
    (1) a. His father made Jim a doctor.
     高校英語で学ぶこの文は五文型の範囲ならば第五文型、準動詞の範囲では使役動詞の文法である。どちらにせよ、Jimと a doctorの関係を見てみると、イコール(=)になっているのがわかる。イコールということは即ち、
     Jim is a doctor.
     といえることを意味する。つまり、文となっていてHis father (       )の中に埋め込まれたと考えられる。このように埋め込まれた文を補文という。
     これに基づき、「主語+述語」の概念が埋め込まれていると考えられ、意味の上から、準動詞が表す動作や状態の主体となる名詞を意味上の主語という。準動詞の意味主語は、次の場合には明示されない。
    (2) 主節(Main Clause)の主語と同一のとき。
     例: I am glad to help you.(喜んで手伝います)
     この場合でも、oneselfという意味主語がおかれることもある。
     例: She declared herself to be in the wrong.(彼女は自分が間違っていたと宣言した。)
    (3) 一般の人々が意味主語のとき
     例:It is unwise to do that. (それをするのは賢くない。)
    (4) 慣用的表現や潜在的な意味主語が、文中から容易にわかるとき
     例: To be frank with you, he is in deep trouble.(率直に言って、彼はとても困っている。)
     以上の場合を除けば、準動詞の意味主語は明示されるのが普通である。準動詞の中の動名詞・不定詞の意味上の主語において、両方とも(A)の例に出ているように見た目は似ている文になっているにもかかわらず、意味上の主語の表し方が異なることがある場合や、英語学習のときに見つけたOALD(2000)の例文(B)のように全く同じ構造であっても意味上の主語が異なるときがある。

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    準動詞の意味上の主語
    目次
    0. はじめに  1
    1. 動名詞 2
    2. 動名詞の意味上の主語 3
     2.1. 名詞的動名詞の意味上の主語 3
     2.2. 動詞的動名詞の意味上の主語 4
    3. 不定詞 8
      3.1. For型の意味上の主語 8
      3.2. Of型の意味上の主語 8
      3.3. Try型の意味上の主語 8
      3.4. want型の意味上の主語 9
      3.5. believe型の意味上の主語 9
      3.6. ask型の意味上の主語 11
      3.7. promise型の意味上の主語 12
      3.8. 使役・知覚動詞の意味上の主語 16
      3.9. 感嘆文として用いられる意味上の主語 16
    4. 結論 17
    参考文献 19
    0. はじめに
    英語学の本を読むと統語的研究でよく目にするのが、補文(埋め込まれた文)(embedded sentences)である。次の例を見ていただきたい。
    a. His father made Jim a doctor.
    高校英語で学ぶこの文は五文型の範囲ならば第五文型、準動詞の範囲では使役動詞の文法である。どちらにせよ、Jimと..

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