無症候性脳梗塞のrisk factorとしての血中Homocystein濃度の評価

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    資料紹介

    はじめに
    MRIなど画像所見により得られる無症候性脳梗塞(silent cerebral infarction, SCI)は、老年期の人によく認められるものであるが、臨床的に問題となる脳梗塞への進展や、認知機能の低下のrisk factorであることが示されている1−4。そこで、SCIの潜在的なrisk factorの検索が行われ、66歳から88歳(平均76.7±5.3)の健常者を対象とした研究5では、血中Homocystein濃度(pHcy)が、性別、年齢、高血圧、タバコ、アルコールなどの生活歴に加えて6−7、独立したrisk factorとなっていることが示された。Homocysteinとは蛋白質構成アミノ酸であるメチオニンの代謝産物であり、葉酸やビタミンB12の働きで、体内で、再びメチオニンに戻ったり、ビタミンB6の働きでシステインに変換されたりして処理される。このhomocysteinは高血圧、糖尿病、高脂血症などの動脈硬化のrisk factorに加え、動脈硬化の新たなrisk factorとして注目されている。動脈硬化により、脳梗塞や虚血性心疾患のriskが増えることが考えられるが、先の報告で、脳梗塞への進展が示唆されている無症候性脳梗塞の高齢者におけるrisk factorとしてhomocysteinが示された。そこで、我々は、高齢者ではなく39歳から66歳(平均49±5.7)の健常者を対象として同様の研究を行った。

    対象・方法
    我々は脳ドッグ受診者122人のデータを対象とした。データとして性別(男性103人、女性19人)、年齢(39歳から66歳、平均49±5.7)、身長、体重、血圧、既往歴、家族歴、血液検査結果、MRI所見が得られた。これらについて、コンピュータによる解析を行った。ソフトウェアとしてSTATAを使用した。

    結果
    122人の対象のうち34人(27.9%)にSCIが認められた。
    <Table-1>
    SCIの有無による各データの分布をTable-1に示した。連続変数に対しては、t検定を行い、二分変数に対してはχ2検定を行った。

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    ~無症候性脳梗塞のrisk factorとしての血中Homocystein濃度の評価~
    はじめに
    MRIなど画像所見により得られる無症候性脳梗塞(silent cerebral infarction, SCI)は、老年期の人によく認められるものであるが、臨床的に問題となる脳梗塞への進展や、認知機能の低下のrisk factorであることが示されている1-4。そこで、SCIの潜在的なrisk factorの検索が行われ、66歳から88歳(平均76.7±5.3)の健常者を対象とした研究5では、血中Homocystein濃度(pHcy)が、性別、年齢、高血圧、タバコ、アルコールなどの生活歴に加えて6-7、独立したrisk factorとなっていることが示された。Homocysteinとは蛋白質構成アミノ酸であるメチオニンの代謝産物であり、葉酸やビタミンB12の働きで、体内で、再びメチオニンに戻ったり、ビタミンB6の働きでシステインに変換されたりして処理される。このhomocysteinは高血圧、糖尿病、高脂血症などの動脈硬化のrisk factorに加え、動脈硬化の新たなrisk facto..

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