出生前診断と優生学

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    (2,042字)
     出生前診断とは、胎児の先天的異常の有無を確認する診断のことである。この診断にはいくつかの目的があり、まず1つ目には胎児期からの病気の治療、2つ目には分娩方法の決定が挙げられる。この第1・第2の目的は母親が胎児を出産することが前提であり、より良い治療のための診断ということになるため、倫理的問題は生じない。問題となるのは第3の目的、つまり、胎児に異常があった場合に人工妊娠中絶をするための診断としての出生前診断である。親の希望さえあれば胎児の生命が絶たれることにもなり得る情報提供を、医療として行ってよいものなのだろうか。

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    出生前診断と優生学
     生命倫理のレポートということで、前々から興味のあった出生前診断に関する本を図書館で探し、題名だけで選んで借りてみた。帰宅してからざっと目を通したところ、生命倫理学についての専門的な記述はないに等しい。NHKの番組のディレクターが、出生前診断を特集したドキュメンタリー番組での取材経験について書いた本だった。失敗したかなとも思ったのだが、じっくり読み進めていくとなかなか面白かったので、この本でレポートを書くことに決めた。
     出生前診断とは、胎児の先天的異常の有無を確認する診断のことである。この診断にはいくつかの目的があり、まず1つ目には胎児期からの病気の治療、2つ目には分娩方法の決定が挙げられる。この第1・第2の目的は母親が胎児を出産することが前提であり、より良い治療のための診断ということになるため、倫理的問題は生じない。問題となるのは第3の目的、つまり、胎児に異常があった場合に人工妊娠中絶をするための診断としての出生前診断である。親の希望さえあれば胎児の生命が絶たれることにもなり得る情報提供を、医療として行ってよいものなのだろうか。
     母体血清マーカーテストによる出..

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