設計論(氷室アパートメントを例として)

閲覧数3,072
ダウンロード数1
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員770円 | 非会員924円

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    設計論レポート
     参考文献:人間がもちうる共同性とはなにを意味するのか/見田宗介 建築設計資料集成〔居住〕/日本建築学会編
    集合:共同体/密度
    『氷室アパートメント』を取り上げる。
    設計:小嶋一浩(シーラカンス)
    建設:1987年
    総戸数:18戸
    構造・階数:RC造(階段室はS造)4階建
    敷地面積:190㎡(建蔽率65%)
    延床面積:396㎡(容積率198%)
    住戸規模:20㎡
    大阪府枚方市、国道と河川に挟まれた東西に細長い敷地に建つ単身者用集合住宅である。壁面延長の長い不整形な平面が各住戸の居住性を特徴づけている。同一の型の住戸が積層する計画であるが、2つの階段室で少しずつレベルを変えながら結ばれ、スカイラインを複雑なものにしている。18戸の賃貸アパートをヒトが留まることのない通過点と位置づけ、そこに集まって住む集合住宅をありそうでないフィクショナルな街と捉えている。その設計プロセスは特殊で、敷地全体に空地を離散させながら幾何学を重合、反復、切削するなどして平面形をつくる。これを繰り返し、いくつかのステージを踏んで最終的な住棟平面図を浮かび上がらせている。第一ステージにおける幾何学平...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。