力と正義の関係について

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    法はなぜ力を持つのかは、力と正義の関係を考えることによって考えることができるとするのがパスカルの考えである。
    パスカルやラ・フォンテーヌは、彼らが生きた時代の法及び政治哲学に大きな影響を与えた。パスカルは1623年に生まれ、ラ・フォンテーヌは1621年に生まれた。17世紀は、世界的に異常気象や戦争が多発して、経済は停滞し人口も抑えられた時代だった。ヨーロッパでも30年戦争などの多きな戦争が起こっていたが、1648年には初めての国際条約であるウエストファリア条約が結ばれた。国家という概念が形成され近代化への準備もされていた時代だといえるだろう。
    30年戦争は宗教戦争だった。宗教戦争は結果として、中世から続く王権の伸張と教皇権の衰退の流れをいっそう推し進めたが、宗教改革でも行われたように政治権力での教皇権を否定していくと政治権力の源泉をどこに求めるかが問題となった。これに対して社会哲学者のホッブズは、「自然状態では人間は人間に対して狼である。」といって、人間の本性は自然状態では闘争を引き起こすものだから、自然法に従った政治が必要であると考えた。パスカルは、現在の人間の本性は、原罪によって堕落した第二の自然であると考えて、モンテーニュ的懐疑と自然法理論には反対してキリスト教的な「神の正義」の上に政治的権威を立て直すべく思考した。
    法言説の限界としてさまざまなテクスト群が挙げられる。その中のひとつである断章的評論について考える。パスカルのパンセは断章的評論である。物事を断章的に述べようとすると、断章的評論は独自の運動によって体系的理論とは別の思考の形を発明することができるが、その一語一語、統辞論的、レトリック的構造は恣意的に表されることが多いので注意が必要である。

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    力と正義の関係について、パスカルとラ・フォンテーヌのコンテクストを参考にして
    法はなぜ力を持つのかは、力と正義の関係を考えることによって考えることができるとするのがパスカルの考えである。
    パスカルやラ・フォンテーヌは、彼らが生きた時代の法及び政治哲学に大きな影響を与えた。パスカルは1623年に生まれ、ラ・フォンテーヌは1621年に生まれた。17世紀は、世界的に異常気象や戦争が多発して、経済は停滞し人口も抑えられた時代だった。ヨーロッパでも30年戦争などの多きな戦争が起こっていたが、1648年には初めての国際条約であるウエストファリア条約が結ばれた。国家という概念が形成され近代化への準備もされていた時代だといえるだろう。
    30年戦争は宗教戦争だった。宗教戦争は結果として、中世から続く王権の伸張と教皇権の衰退の流れをいっそう推し進めたが、宗教改革でも行われたように政治権力での教皇権を否定していくと政治権力の源泉をどこに求めるかが問題となった。これに対して社会哲学者のホッブズは、「自然状態では人間は人間に対して狼である。」といって、人間の本性は自然状態では闘争を引き起こすものだから、自然法に..

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