地球社会の分析

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    スリランカの民族問題は、1983年に、コロンボを中心に起こった、反タミル暴動で一気に国際的に重要視されるようになった。これは、多数派を占めるシンハラ人によるタミル人の大量虐殺であった。この事件を契機にスリランカの民族紛争は激化の一途をたどることになったのである。
     全人口1485万人のうち、シンハラ語を母語とするシンハラ人が全人口の4分の3弱(73%)を占める。タミル語を母語とするタミル人が25%、ほかに英語が母語という人々も少数だが住んでいる。宗教によって分類すれば、仏教徒がおよそ1030万人で70%を占める。シンハラ人の多くが仏教徒である。しかし中にはキリスト教の信者もいる。タミル人のほうはヒンドゥー教徒が多数を占めるが、イスラム教徒も多い。
    タミル人差別を支えるイデオロギーは、「シンハラ語を母語とするシンハラ民族こそ、島の主人であり、シンハラ人こそが仏教を保護するために選ばれた民族であり、シンハラ人は北インドから渡来したアーリア人種であり、南インドのドラヴィダ人種であるタミル人に対して有能である」という意識によって形成されている。
    シンハラ人とタミル人との対立は、「人種的」対立として、あるいは仏教とヒンドゥー教との「宗教的」な対立として説明される傾向にあり、それゆえに、外部からの解決は、困難であるという見方がされてしまうが、現在認められるような言語や宗教を核とするシンハラ人意識やタミル人意識が形成されるようになったのは、キリスト教の拡大に反発して、19世紀後半に生じた仏教やヒンドゥー教の再興運動を契機としてである。それが民族紛争という形をとって対立するのは、独立後40年足らずのことにすぎない。しかも、スリランカにはさまざまな民族集団やカースト、階級が存在する。つまり、シンハラもタミルも集団として均質な構造を持っているわけではないのである。シンハラとタミルという現代スリランカをまさに二分する対立は、スリランカという「内部」を形成する諸集団の葛藤、矛盾が生んだものだという視点が必要であると考える。

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    私は、日本で、基本的には何の不自由もない暮らしの中で暮らしている私達が、世界の諸問題を考えていくことについて考えてみたい。環境は、人間の考え方を形成する。考え方の形成に、教育は大きく貢献するし、文化的影響、経済的影響、周囲の人々の影響と、ありとあらゆる環境が関係するであろう。このように、多種多様な人間が存在するなかで、国際問題は解決されていかなければいけない。「全く違う環境を理解する」ということをテーマにおいて考えていきたいと思う。
    発展途上国における女性の健康        宮地尚子
    発展途上国では、特に貧困層が子供を作り、先進国では、まだまだ少子化の速度は弱まらず、発展途上国の労働力で先進国が生かされているといったように、現在の世界の中では、女性の最も女性的な側面が、不平等に扱われているといえる。
    先進国を生かすことに対する彼らの負担はますます増えるばかりで、「子供」はいつか大人になり、世界の中心となるのだから、男性を含めた社会システムの破壊へと進んで行っているといえるのではないだろうか。
    発展途上国では、共通して、まだ5歳ぐらいから、水汲み、洗濯などの家事労働をやらさ..

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