「立方体と展開図」の指導を考える

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    小学校算数における学習内容の大項目は4種類ある。すなわち、「数と計算」、「量と測定」、「図形」、「数量関係」である。ここでの「図形」の役割は、「図形についての観察や構成などの活動を通して、基本的な立体図形についての理解を深めるとともに、図形の構成要素及びそれらの位置関係に着目して考察ができるようにする」(6年)こととされている。すなわち、3次元の立体空間を現実的にとらえ、日常の事象に関して見通しをもち、筋道を立てて考える能力を育てるために欠くことのできない学習要素であると認識されているのである。ではそのなかでも応用度が高いとされる、小学校学習指導要領算数における、「立方体と展開図」の取り扱いはどういったものであろうか。本稿では、私自身が受けてきた「立方体と展開図」の学習内容を当時の学習指導要領と照らし合わせながら、現行の学習指導要領におけるその位置づけと比較・検討していきたい。また、現行の学習指導要領による「立方体と展開図」の指導領域がはらんでいる問題についても、あわせて言及していきたい。なお、以下では私の受けてきた当時の学習指導要領(平成元年版)を「旧版」、現行の学習指導要領(平成10年版)を「新版」として用いる。
     私が受けた「立方体と展開図」に関する授業のなかで最も印象に残っているのは、立方体や直方体の展開図は何種類作れるのか、実際に方眼紙を切り取ってできるだけ多く作ってみなさいというものである。算数が好きであった私にとって、友だちより1つでも多く作ってみようという競争めいたものは、子ども心に楽しかったものである。同年代の仲間に聞いたところ、同じような授業を受けた者も何人かいたので、こうした授業は「立方体と展開図」における導入部として利用価値が高いものなのであろう。旧版によれば、こうした図形についての理解や空間についての簡単な考察は4年に配当されている。

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     小学校算数における学習内容の大項目は4種類ある。すなわち、「数と計算」、「量と測定」、「図形」、「数量関係」である。ここでの「図形」の役割は、「図形についての観察や構成などの活動を通して、基本的な立体図形についての理解を深めるとともに、図形の構成要素及びそれらの位置関係に着目して考察ができるようにする」(6年)こととされている。すなわち、3次元の立体空間を現実的にとらえ、日常の事象に関して見通しをもち、筋道を立てて考える能力を育てるために欠くことのできない学習要素であると認識されているのである。ではそのなかでも応用度が高いとされる、小学校学習指導要領算数における、「立方体と展開図」の取り扱いはどういったものであろうか。本稿では、私自身が受けてきた「立方体と展開図」の学習内容を当時の学習指導要領と照らし合わせながら、現行の学習指導要領におけるその位置づけと比較・検討していきたい。また、現行の学習指導要領による「立方体と展開図」の指導領域がはらんでいる問題についても、あわせて言及していきたい。なお、以下では私の受けてきた当時の学習指導要領(平成元年版)を「旧版」、現行の学習指導要領(平成..

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