連関資料 :: ラベリング理論

資料:3件

  • ラベリング理論とイラク戦争
  •  アメリカでの9・11同時多発テロ以降、テロは社会的に大きな問題となっている。また、つい最近でもロンドンでのテロが起こったことは記憶に新しいことと思う。そして、アメリカはテロの報復としてアフガニスタン、そしてイラクへの攻撃を行なっている。  しかし、最近このことに関して疑問に思うことがある。テロは「逸脱」であるが、その後のイラク戦争の正当性など、本当にアメリカがすべて正しく、イラクがすべて悪いのか、ということである。このことに関して、社会学で学んだ、ラベリング理論を用いて、考えてみたいと思う。 まずラベリング理論について、自分の復習もこめて簡単に振り返ってみる。  ラベリング理論とは、「逸脱」が実はそれを犯す側ではなく、統制する側によって生み出されている、という理論である。ある行為が、「犯罪」というラベルを貼られることで犯罪として認知される、というものである。また、そういったラベルをつけられることで、つけられた側の社会的な地位が下がり、そのことで起こる逸脱を、通常の(ラベルをつけられた逸脱に対して)二次的逸脱と呼ぶ。  この理論は、特に売春、中絶など被害者のいない罪に対して多く適用されうるが、殺人など逸脱の規模が大きいものに適用できないわけではない(授業ではまた違ってくるとあったが、例えばアフリカでは他部族を殺すことが成人の条件である部族も有ったし、近い例では戦争も、殺人が罪に問われない点で同じであると考えられる。) では、今回のテーマにこの理論を当てはめてみよう。  今回の場合、統制する側、すなわちラベルをつける側はアメリカであり、つけられる側はアフガニスタン、そしてイラクである。今回の場合、テロを起こした組織、アルカイダを支援していたアフガニスタンが「悪」であるというラベルをつけられた。
  • レポート 社会学 ラベリング理論 二次的逸脱 イラク戦争
  • 550 販売中 2005/11/11
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