ターミナルケアにおけるホスピスの役割について

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     ターミナルという言葉は、医療の場合、患者の死期が近いということであるが、この期間について明確な定義があるわけではない。通常は3〜6ヶ月以内の予測されている場合に用いられる。がん患者以外にも多くの種類の疾病(死に至る疾病)があるが、がんはわが国で1980年以来、死因の第一位を占め年間約20万人の死亡者を出し、毎年の増加も著しく、がん告知の問題とも関連して社会的な関心をよんでいるのがターミナル期のがん患者である。このターミナル患者に対する心身的・精神的ケアを包括してターミナルケアという。

    患者が死の過程をたどるときの援助について考える。
    家族にとって死の到来はわかっていても、その時期が予期していたよりも早いとショックを受ける傾向にあり、また家族がいあわせない場合の死に対しては延命の処置が行われることがある。実際上、医療者と家族の双方にとって、タイミングのよい死の到来ははかりがたいものである。最近の大病院では、種々の処置と機器に囲まれ臨終を迎える例が少なくない。
    気管内挿管、人工的呼吸、気管内吸引、酸素吸入、各種モニター、看護婦による頻回の血圧測定など。このような環境は人間が最期を迎える場面としては煩雑すぎて静けさが保たれずふさわしくない。反面、以前から死を迎える準備をしており、家族も終始その場に控えている場合は、処置も酸素吸入、輸液程度で少なく、静かに死を迎えられる。医療者としてはできるかぎり、家族の望むような、また患者が望んでいたような最期の場面を設定し、援助することが必要であろう。
    ?死を迎えるにふさわしい行動をとる。処置時でも静かに行動し、真摯な態度で、言葉づかいに注意する
    ?苦痛の表情に対しては、適切に対応する
    ?医師と相談して、過剰な処置は行わない。また治療に伴う恐怖を家族に与えない
    ?死の徴候が出現してきたら、とくに家族の支えとなり、適切な言動をとる
    ?環境の調整を行う。ベッドサイドの清潔整理に配慮する
    ?死後は患者へのお別れ、家族に対する説明、死後の処置、解剖依頼、事務手続きなどは時間の経過を適切にとらえて行う
    ?出棺の方法は家族の希望(宗教・生前の患者の希望)にそって行い、最終的には担当医療者で丁重にお見送りする

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    ~ターミナルケアのあり方とその実態とを比較しながら見、
    ターミナルケアにおけるホスピスの役割についてまとめる~
    ターミナルケア
     ターミナルという言葉は、医療の場合、患者の死期が近いということであるが、この期間について明確な定義があるわけではない。通常は3~6ヶ月以内の予測されている場合に用いられる。がん患者以外にも多くの種類の疾病(死に至る疾病)があるが、がんはわが国で1980年以来、死因の第一位を占め年間約20万人の死亡者を出し、毎年の増加も著しく、がん告知の問題とも関連して社会的な関心をよんでいるのがターミナル期のがん患者である。このターミナル患者に対する心身的・精神的ケアを包括してターミナルケアという。
    1、ターミナルケアの位置づけ
    あり方
    ターミナルケアで求められるものは一般の日常診療と原則的には同じ原点に立つものであり、ターミナルケアではそれがいわば濃縮された形で要求されているに過ぎないと認識するのが正しい。いいかえれば、ターミナルケアのよき実践によって得られるものは、日常の一般診療に反映されるべきものであり、正しい医療観の確立にも欠くべからざるものである、といえよう。人に..

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