日本人は小泉構造改革をいかにとらえていたか

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    日本人は小泉構造改革をいかにとらえていたか
    1.はじめに
     小泉構造改革とは、小泉元内閣総理大臣が提唱した政治改革のことである。具体的には、官から民への公共サービスの移転による「小さな政府」の実現と、中央から地方への三位一体改革である。
     2001年から2006年までの5年間で小泉元総理は数々の構造改革を施したが、今回のレポートでは2005年の世論調査を元に、「日本人は小泉構造改革をどのようにとらえていたか」を考察する。
    2.民営化の影響
     構造改革の大きな柱のひとつとして、「郵政民営化」が挙げられる。この郵政民営化のメリットとして政府は「公務員が減り、財政負担が軽くなる」というようなことを謳っていたが、実際結論から言えば単なる「赤字事業の都合のいい切捨て」である。郵便局も営業しているのでもちろん立地条件に左右される。したがって、今まで赤字ぎりぎりの税金でなんとか持っていた地方の郵便局は悉く潰れていくということである。この事態に対して、都市と地方の小泉改革に対する捕らえ方を見てみる。
     左の図は、市群規模別に「構造改革は個人にメリットがあるか」というアンケートを元に作成したものである。...

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