呪いの歴史とその真実性

閲覧数2,292
ダウンロード数11
履歴確認

    • ページ数 : 8ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    私は問題として呪い(のろい)をとりあげたい。呪うとは?「恨みのある人などに不幸な事が起こるように神仏に祈る。また、そのようなことを心の中で願う」こと、?「強く恨む」こと[goo国語辞典]とある。これら二つの意味は、相手を強く恨んでいるからこそ、その人の不幸を神仏に祈るのであって、どちらも結局は同じことを指しているわけだが、私は主に直接何らかの行動に出ている?の意味として使いたい。
     呪いというと、私たちが誰でも知っているようなものとしては「丑の刻参り」がある。私たちには「わら人形」と言われていることが多いだろう。丑の刻参りは昔から行われている呪いの儀式の一種である。
     恨みのある相手がいれば、今自分が住んでいるところから東北の方角にある神社にわら人形と五寸釘を持って、丑の刻(午前1時〜3時)にそこの神社の神木に行く。相手の髪の毛をわら人形に編み込んだり、靴、衣服などをわら人形に五寸釘で打ち込む。浮気癖を直したい場合は手、遊び癖を直したい場合は足、殺してやりたい、憎いと思う場合は胸、事故、厄災を望むなら頭に五寸釘を打ち込む。苦しめたり、自ら命を絶たせたい場合には藁縄で首を縛る。7日が満願の日であるから満願の日が満月の日になるように満月から数えて、7日前に第1日目のくぎを打つ。2、3,4,5,6日と同じわら人形にくぎを打ち、満願の7日目(満月の日)には心臓をねらって最後のくぎを打つ。これで呪った相手にダメージを与え、殺すことさえもできるらしい。

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

      「呪いの歴史とその真実性」                    35字×36行
                 
     私は問題として呪い(のろい)をとりあげたい。呪うとは①「恨みのある人などに不幸な事が起こるように神仏に祈る。また、そのようなことを心の中で願う」こと、②「強く恨む」こと[goo国語辞典]とある。これら二つの意味は、相手を強く恨んでいるからこそ、その人の不幸を神仏に祈るのであって、どちらも結局は同じことを指しているわけだが、私は主に直接何らかの行動に出ている①の意味として使いたい。
     呪いというと、私たちが誰でも知っているようなものとしては「丑の刻参り」がある。私たちには「わら人形」と言われていることが多いだろう。丑の刻参りは昔から行われている呪いの儀式の一種である。
      
      <表1>時刻と方角
     
      
    恨みのある相手がいれば、今自分が住んでいるところから東北の方角にある神
    社にわら人形と五寸釘を持って、丑の刻(午前1時~3時)にそこの神社の神
    木に行く。相手の髪の毛をわら人形に編み込んだり、靴、衣服などをわら人形
    に五寸釘で打ち込む。浮気癖を直したい場合は手、遊び癖...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。