書評:エミリオ・ルッス・著、柴野均・訳『戦場の一年』

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    資料紹介

    1. 要約
    この本は、著者ルッスが、イタリア軍の将校として従軍した第一次世界大戦の一年間(1916年5月〜1917年7月)を後に振り返って書いた記録である。

    1916年5月、開戦以来、ルッスの所属する旅団はカルソに留まっていた。塹壕から塹壕へと攻略が続く日々は、兵士を極端に疲弊させていた。オーストリア軍に防衛線を破られたため、ルッスらの大隊はアジアーゴ高原地帯の山裾へ向かう。高原地帯の道は地元の難民達で溢れている。ルッスらは初めて戦争で追いやられる地元民を見ることになる。
    6月5日にルッスらはフレンツェーラ渓谷に到着するが、情報が足りないため、ある大隊と接触し、ルッスがそこのアッバーティ中佐へ情報を交換しに向かうが、現在イタリア軍がフィオール山に陣地を作っていることのみが分かる。
    オーストリア軍はフレンツェーラ渓谷の出口に陣取っている。イタリア軍はアルプス兵団の諸大隊をフィオール山へ配置しており、ルッスらの大隊もそこへ向かう。途中マルガでオーストリア軍の銃撃に阻まれ、ルッスは近くの赤十字の治療所でアルプス兵団の司令官ストリンガーリ大佐から、迂回して鞍部を攻撃せよ、また「全員がここで死なねばならない」との指令を受ける。しかし行動を開始しかけたところで撤回され、全く方向の違うスピル山に陣地を構えることを命令され、スピル山へ向かう。そこでルッスはアッバーティ中佐と再会する。彼は両軍の兵士への酒の配給を絶てば戦争は終わるという。
    全部隊にフィオール山へ向かえとの命令が下される。兵士らは稚拙な塹壕で敵の激しい砲撃に耐えねばならない。兵士らは戦闘中コニャックを飲み干し、煙草を吸い続けていた。
    やがてオーストリア軍が攻勢をかけ、激しい戦闘が始まる。イタリア軍はそれを撃退する。

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    エミリオ・ルッス・著、柴野均・訳『戦場の一年』(白水社、2001)
    要約
    この本は、著者ルッスが、イタリア軍の将校として従軍した第一次世界大戦の一年間(1916年5月~1917年7月)を後に振り返って書いた記録である。
    1916年5月、開戦以来、ルッスの所属する旅団はカルソに留まっていた。塹壕から塹壕へと攻略が続く日々は、兵士を極端に疲弊させていた。オーストリア軍に防衛線を破られたため、ルッスらの大隊はアジアーゴ高原地帯の山裾へ向かう。高原地帯の道は地元の難民達で溢れている。ルッスらは初めて戦争で追いやられる地元民を見ることになる。
    6月5日にルッスらはフレンツェーラ渓谷に到着するが、情報が足りないため、ある大隊と接触し、ルッスがそこのアッバーティ中佐へ情報を交換しに向かうが、現在イタリア軍がフィオール山に陣地を作っていることのみが分かる。
    オーストリア軍はフレンツェーラ渓谷の出口に陣取っている。イタリア軍はアルプス兵団の諸大隊をフィオール山へ配置しており、ルッスらの大隊もそこへ向かう。途中マルガでオーストリア軍の銃撃に阻まれ、ルッスは近くの赤十字の治療所でアルプス兵団の司令官ストリン..

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