解剖生理学

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    体液の恒常化について述べよ。
    私達が健康に日々を過ごすためには、身体の様々な機能が正常に機能していることが重要であり、その機能をつくっているのは、全て身体を機能する基本的な単位である細胞からでできている。細胞は、その器官ごとにそれぞれの働きをする細胞がある。そしてこの細胞や組織を浸す液体のことを「体液」と言う。
    体液
    ①体液とは;体液は大きく細胞内液(ICF)と細胞外液(ECF)に分けられるが、細胞内液は体液に含まないこが多い。細胞外液は、さらに組織液と管内液に分けられる。細胞液は血管外にあり、細胞を浸しているもので、間質液とも言う。また、管内液には血漿、リンパ液、脳骨髄液が含まれている。
    ②体液量;ヒトの成人男性において、健常時の全体液(細胞液+細胞外液)は体重の60%を占める。内訳は、体重に対して細胞内液が40%、組織液15%、血液(血漿のみ)・リンパ液が4.5%・体膣液などが0.5%である。脂肪組織は、ほとんどが水を含まない為、男性に比べて脂肪が多い成人女性では、体重に対する体液の比率が小さくなる。(男性の8割ほど)。体液比は、年齢と共に減少していく。新生児でも最も多く約78%であるが、これは細胞外液量が多いためである。4歳位で成人とほぼ同じ比率になる。一方、老人の体液比は約50%で、これは、細胞内液量が減少したことによる。
    ③体液の組政;細胞内液は、細胞質気質として、生命活動の基本となる様々な代謝の場となる。その組成は細胞の種類により様々であるが、電解質に関しては陽イオンとしてカリウムイオン、陰イオンとしてリン酸イオンとタンパク質が多い。
    一方、細胞外液は、細胞が生きるための環境である。陽イオンとしてナトリウムイオン、陰イオンとして塩化物イオンが多く含まれ、ほぼ0.9%の食塩水である(生理的食塩水)。これは、生命が生まれた当時の海の環境を体の中に持ち込んだものとみなせるため、内部環境とも呼ばれる。これらの電解質バランスは一定に保たれ、細胞の浸透圧が維持されている。またその濃度勾配は、神経細胞の興奮や筋肉の収縮などの際に活動電位を生じさせるために必要となる。
    ⑵体液調節のしくみ
     ①水分の調節;体内に水分が入るのは、普通の場合口からであるが、食道・胃を通じて腸に入った水分は、腸壁から吸収されて血行に入り、血漿にかわる。まず、飲料水であるが、水を口にする行動は乾きに支配されている。通常の状態で約1,100mlとみる。その水の中に塩類がどれだけ入っているかも問題である。次に植物中の水であるが、食品として、また料理した後摂取される食物の中の水分や塩類であり、水分として約700ml。また、その食物が消化管中で消化して体内に吸収された後、体内で燃焼してできる代謝水が300mlとして、飲料水と合わして計2100mlが小か管を通して体内に入る水の量である。水分として体外に出る方としては、尿1300ml、糞便中100ml、呼吸と皮膚からの不間蒸泄が700ml、計2100mlとなるが、これが一般的な一日の水分の出納である。発汗として体外に出る水分は、温熱調節上汗腺から分泌されるものである。それに伴って失われる水と塩類が問題であるが、その点については前に述べた。体内に摂取される塩類についてみると、人間は経口的に食物と一緒に一日一グラム以下の少量の食塩(Nacl)から数10グラムの大量の食塩を摂取しているのが現実である。
     ②電解質濃度の調節;ナトリウムイオンとして考えると、消化管中にはこのような食餌から入る外因的な食塩のナトリウムと同時に、唾液、胃液、腸液など

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    体液の恒常化について述べよ。
    私達が健康に日々を過ごすためには、身体の様々な機能が正常に機能していることが重要であり、その機能をつくっているのは、全て身体を機能する基本的な単位である細胞からでできている。細胞は、その器官ごとにそれぞれの働きをする細胞がある。そしてこの細胞や組織を浸す液体のことを「体液」と言う。
    体液
    ①体液とは;体液は大きく細胞内液(ICF)と細胞外液(ECF)に分けられるが、細胞内液は体液に含まないこが多い。細胞外液は、さらに組織液と管内液に分けられる。細胞液は血管外にあり、細胞を浸しているもので、間質液とも言う。また、管内液には血漿、リンパ液、脳骨髄液が含まれている。
    ②体液量;ヒトの成人男性において、健常時の全体液(細胞液+細胞外液)は体重の60%を占める。内訳は、体重に対して細胞内液が40%、組織液15%、血液(血漿のみ)・リンパ液が4.5%・体膣液などが0.5%である。脂肪組織は、ほとんどが水を含まない為、男性に比べて脂肪が多い成人女性では、体重に対する体液の比率が小さくなる。(男性の8割ほど)。体液比は、年齢と共に減少していく。新生児でも最も多く約78%で..

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