春節行事に見える中国人の心

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    資料紹介

    中国では春節の事を年過ともいう。それは昔の伝説に「年」という怪物がいていつも年越しの頃に現れ、人を食べたり動物を食べたりしたという。その怪物の唯一の弱点が爆竹の音と赤い色だったそうだ。それにより春節ではよく爆竹を鳴らし、赤い対聯などを門の前に貼り付け、子供に赤い服を着せるそうだ。そして怪物に食べられないで年を越せた事を祝い「ゴンシー」という。しかし現在その怪物が本当に現れるわけがないだろう。私はその怪物は本当の怪物ではなく、災難や不幸など自分の家庭に起こる事だと考える。なので現在に至っても自分と自分の家族の幸せと繁栄の為に逮捕される危険を冒してまで爆竹を鳴らしたり、赤い服を着たりするのだろう。
     次に春節には欠かせない対聯である。『年年有魚』や『福』を逆さにしたりして様々な言葉を貼る。文字の語呂合わせが多い。縁起の良い言葉を使う事により福を呼び込もうとするのだ。お正月に食べる餃子は(交子)と発音が同じであり、子供に恵まれることを意味している。その餃子の中にお金を入れたりしてその餃子を食べた人は一年間幸せに過ごせるという。ここで思った事は中国人の食べ物に対しての執着も自分の幸せと長生きの為であると思う。だから世界で中国は食べ物で有名なのだろう。よく食べる事が「福」だと思っている国なので食べ物で発達したのだろう。

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    春節行事に見える中国人の心
    中国の人々にとって「春節」は一年で一番大切な行事である。ここで春節と春節行事に見える中国人の心を書きたいと思う。
     まず「春節」には何をするのだろう。除夕から始まり、初15までが旧正月である。人々は初一を迎えるまでに家を綺麗に掃除して、たくさんご馳走を作る。そして大きな赤紙に、縁起のいい言葉を書いた対聯を飾り、年越し後初めて家の門を開けるときには、爆竹を鳴らすという習慣がある。爆竹はそれを鳴らすこと自体がエンターテインメントの意味合いもあるが、その音で、悪い物を追い払う「魔よけ」の意味もある。また、2日目、5日目の早朝に爆竹を鳴らすと、財運がめぐってくると信じられている。中国の春節はとても賑やかに過ごす。大晦日から1日までは旦那さんの方の実家に帰り、2日目は奥さんの方の実家に帰る。そして親戚みんなで新年を祝うのだ。大晦日はマージャンをしたり、ゲームをしたりして楽しく過ごすのだ。
     私が不思議に思った事は、どうしてうるさい爆竹を鳴らしたり、春節では飾り物や服など赤が多いのだろうという事だ。中国では春節の事を年過ともいう。それは昔の伝説に「年」という怪物がいてい...

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