テーラーメイド医療

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     テーラーメイド医療とは『患者個人の遺伝子を調べて、その遺伝情報に基づいた最適な医療の提供』のことであり、オーダーメイド医療とも呼ばれています。2003年、予定していた99%にあたる約28・4億のゲノム配列(塩基)が解析されました。その結果、各人に最適のテーラーメイド医療が実現しつつあります。
     ヒト・ゲノムのデータベースが構築されたことで、いままでわからなかった病気の原因や治療法が明らかになってきました。たとえば、ある病気を治療する際、7割の患者に効く薬があれば、多くの医師はその薬を投与しますが、3割の患者には効きません。しかも、どの患者に副作用が出るかは、投与してみなければわからない場合がほとんどです。これは、SNPs(1塩基変異多型)などにより、個人によって薬物の代謝能力に差があるからである。薬の利かないヒトは代謝酵素の活性が高く、常用量より投与量を増やす必要があるし、一方活性の低いヒトは薬剤の血中濃度が高く投与量は少なくていい。副作用が重く、また有効率の低い抗がん剤などにおいては、その薬物が効くかどうかを知ることは患者にとって負担をなくすいい方法である。
     またもう1つ薬剤応答性に関係しているのが、薬剤の作用する受容体である。薬剤に対する親和性、吸収性にも遺伝子多型が存在する。
     日本初のテーラーメイド的薬剤として乳がんに効く「ハーセプチン」がある。これはがん細胞に過剰に発現するタンパク質をターゲットとした分子標的薬で、ゲノム創薬といわれる。ハーセプチンは1部の乳がん患者のがん細胞に多く発現するHER2(上皮増殖因子受容体)をターゲットとしたものである。ハーセプチンを患者に投与する際には必ず標的分子であるHER2の発現状況あるいはHER2遺伝子の異常増殖を検査する。

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    テーラーメイド医療とは『患者個人の遺伝子を調べて、その遺伝情報に基づいた最適な医療の提供』のことであり、オーダーメイド医療とも呼ばれています。2003年、予定していた99%にあたる約28・4億のゲノム配列(塩基)が解析されました。その結果、各人に最適のテーラーメイド医療が実現しつつあります。
    ヒト・ゲノムのデータベースが構築されたことで、いままでわからなかった病気の原因や治療法が明らかになってきました。たとえば、ある病気を治療する際、7割の患者に効く薬があれば、多くの医師はその薬を投与しますが、3割の患者には効きません。しかも、どの患者に副作用が出るかは、投与してみなければわからない場合がほとんどです。これは、SNPs(1塩基変異多型)などにより、個人によって薬物の代謝能力に差があるからである。薬の利かないヒトは代謝酵素の活性が高く、常用量より投与量を増やす必要があるし、一方活性の低いヒトは薬剤の血中濃度が高く投与量は少なくていい。副作用が重く、また有効率の低い抗がん剤などにおいては、その薬物が効くかどうかを知ることは患者にとって負担をなくすいい方法である。
    またもう1つ薬剤応答性に関..

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