インドネシアにおけるambivalent なアメリカ観

閲覧数1,959
ダウンロード数3
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    概要
    9・11 事件後のアメリカの対テロ戦略によって、アジアでも、東南アジア最大のイスラム教国家であり、テロの多発する地域でもあるインドネシアにその関心が寄せられた。9・11 事件後、対テロに邁進するアメリカに対してインドネシアはどのような反応を見せたのか、またそれまでの対米観はどのようなものだったのかを見ることで、インドネシアの対米感情の変遷をまとめ、そこからインドネシアにおけるambivalentなアメリカ観の要因を探った。
    1. インドネシアにおける対米関係の変遷
     インドネシアは今までアメリカとどのような関係を歩んできているか、またその背景にはどのような事情があるのかといったことから、インドネシアにおけるアメリカ観を探った。
    2. 内政から見た対米観の背景
     第1章でインドネシアにおける対米関係の変遷を見たが、ここでインドネシアの対米観を決定する要因のひとつとして、インドネシア国内の内政状態が関係していることが分かった。第2章ではその事例からインドネシアにおける対米観の内的決定要因の背景を探った。
    3. 対テロ戦略に見る対米観の背景
     第2章ではインドネシア国内の内的要因から、インドネシアの対米観の内的要因における背景を見たが、この章では外的な要因としてアメリカとの関係、特に最近の対テロ戦略の事例から、インドネシアにおける対米観を決定付ける外的要因の背景を探った。
    1. インドネシアにおける対米関係の変遷
    1.1. 独立から9・11 事件までの対米関係
     まず初めに、独立から9・11 事件までのインドネシアの対米関係(1)を見てみたい。アメリカはインドネシアにとって、英仏蘭などの植民地帝国から独立を果たした見本であり、独立前からインドネシアでは親米感が強かった。また、アメリカもインドネシアの独立に協力的であった。しかし、スカルノ大統領は途中から左傾化し、中国と共に反米へと傾いた。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    1
    インドネシアにおける ambivalentなアメリカ観
    概要
    9・11 事件後のアメリカの対テロ戦略によって、アジアでも、東南アジア最大のイス
    ラム教国家であり、テロの多発する地域でもあるインドネシアにその関心が寄せられ
    た。9・11 事件後、対テロに邁進するアメリカに対してインドネシアはどのような反応
    を見せたのか、またそれまでの対米観はどのようなものだったのかを見ることで、イ
    ンドネシアの対米感情の変遷をまとめ、そこからインドネシアにおける ambivalent
    なアメリカ観の要因を探った。
    1. インドネシアにおける対米関係の変遷
    インドネシアは今までアメリカとどのような関係を歩んできているか、またその
    背景にはどのような事情があるのかといったことから、インドネシアにおけるア
    メリカ観を探った。
    2. 内政から見た対米観の背景
    第 1 章でインドネシアにおける対米関係の変遷を見たが、ここでインドネシアの
    対米観を決定する要因のひとつとして、インドネシア国内の内政状態が関係して
    いることが分かった。第 2 章ではその事例からインドネシアにおける対米観の内
    的決定要...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。