物質の化学

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    資料紹介

    私たちは身体や手を石鹸などで洗う。衣服は、洗濯によって清潔に保たれ繰り返し使うことができる。今日、さまざまな洗剤が市販されているが、これらの性質や作用を化学的な立場でみてみたい。
    1、セッケン
    セッケンは、シャボンとも呼ばれ、昔から親しまれてきた。現在も洗顔や入浴、洗濯などで毎日我々の生活で使われている。歴史的には、すでに紀元前3000年頃のものと思われるシュメールの粘土板にセッケンについての記録が残されている。また、初期のローマ時代には、いけにえの羊や山羊の脂肪が木の灰に含まれるアルカリ性の物質(炭酸カリウム)と反応して、セッケンができることを知り、セッケンの製造が世界各地に広まっていったものと考えられる。中世になると、地中海地方でオリーブ油と海藻の灰を原料としてセッケンが作られるようになった。1930年代になると、いわゆる合成洗剤も作られるようになり、今日では石油を原料とした合成洗剤が大量に製造されている。セッケンは、動植物の油脂と水酸化ナトリウムなどのアルカリと反応させて得られる。使用済みの食用油(廃油)からもセッケンをつくることができる。セッケンは、炭素数が12〜18程度の脂肪酸(高級脂肪酸)のナトリウム塩である。これは、炭化水素の部分をRで示すと、RCOONaと表すことができる。これを水に溶かすと、電離してセッケンイオンRCOO⁻とナトリウムイオンNa⁺になる。
    このRCOO⁻は、マッチ棒の形で表すことができ、長いRの部分は油脂となじみやすいので新油基(水とはなじみにくいので疎水基ともいう。)また、マッチの頭の部分に相当する−COO⁻は、負の電荷を帯びており、水分子を引きつけやすいので、親水基という。

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    洗 剤
    私たちは身体や手を石鹸などで洗う。衣服は、洗濯によって清潔に保たれ繰り返し使うことができる。今日、さまざまな洗剤が市販されているが、これらの性質や作用を化学的な立場でみてみたい。
    1、セッケン
     セッケンは、シャボンとも呼ばれ、昔から親しまれてきた。現在も洗顔や入浴、洗濯などで毎日我々の生活で使われている。歴史的には、すでに紀元前3000年頃のものと思われるシュメールの粘土板にセッケンについての記録が残されている。また、初期のローマ時代には、いけにえの羊や山羊の脂肪が木の灰に含まれるアルカリ性の物質(炭酸カリウム)と反応して、セッケンができることを知り、セッケンの製造が世界各地に広まっていったものと考えられる。中世になると、地中海地方でオリーブ油と海藻の灰を原料としてセッケンが作られるようになった。1930年代になると、いわゆる合成洗剤も作られるようになり、今日では石油を原料とした合成洗剤が大量に製造されている。セッケンは、動植物の油脂と水酸化ナトリウムなどのアルカリと反応させて得られる。使用済みの食用油(廃油)からもセッケンをつくることができる。セッケンは、炭素数が12~18..

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