安静による弊害(廃用症候群)について

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    資料紹介

     消耗を防ぎ休息を促すため、安全で静かな環境下で安静を保つ。
     ⇒安静仰臥位の同一体位は、分泌物を貯留させ肺炎や無気肺を起こしやすく、高浸透圧利尿薬使用により痰はピンク色になり喀痰が困難になることがある。体位変換時に背部のタッピングや吸入によって喀出を促す。自力で痰の喀出が十分に行えない場合は吸引を行う。麻痺側を長い時間下にしないように注意し、頭部を出来るだけ動揺させないように支えて、定期的に体位変換を実施する。体位変換時、シーツや寝衣のしわを取り、圧迫部位のマッサージを行い褥瘡の予防に努める。
    褥瘡の予防
     意識状態、麻痺の有無・程度、日中の覚醒、睡眠状況、せん妄状態、危険な行為がないかなどを把握する。不安が大きく、睡眠が十分取れていないときはせん妄状態になりやすい。安全のために周囲に危険な物をおかないように注意し、状態が安定すれば夜間は照明を暗くし、不要な騒音、話し声は避ける。
     ケアを提供するときは十分に話しかけ、身体面と同時に精神面への働きかけを行う。輸液は健側に行い、適宜、部位の観察を行う。転落防止のベッド柵をし、看護師が側にいるときは処置を行いやすいようにベッドを高くし不在時は安全を確保するために低くし、ナースコールを手の届くところに置く。
     運動障害のある場合は、障害部位を見ながらマッサージを行い身体感覚を促進することを説明する。
     必要時肩関節の脱臼予防の装具を着用する。座位時は、テーブルに患側上肢を置き、障害のある側に気を配り、意識することで外傷を少なくするように説明する。
     また、皮膚組織の創や潰瘍を生じやすいため、カテーテルの性質、号数を選択し、日によって固定位置を変えたり、テープの除去時に皮膚を傷つけないように、カテーテル挿入後の固定方法に注意する。

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    安静による弊害(廃用症候群)について
    消耗を防ぎ休息を促すため、安全で静かな環境下で安静を保つ。
    ⇒安静仰臥位の同一体位は、分泌物を貯留させ肺炎や無気肺を起こしやすく、高浸透圧利尿薬使用により痰はピンク色になり喀痰が困難になることがある。体位変換時に背部のタッピングや吸入によって喀出を促す。自力で痰の喀出が十分に行えない場合は吸引を行う。麻痺側を長い時間下にしないように注意し、頭部を出来るだけ動揺させないように支えて、定期的に体位変換を実施する。体位変換時、シーツや寝衣のしわを取り、圧迫部位のマッサージを行い褥瘡の予防に努める。
    褥瘡の予防
    意識状態、麻痺の有無・程度、日中の覚醒、睡眠状況、せん妄状態、危険な行為がないかなどを把握する。不安が大きく、睡眠が十分取れていないときはせん妄状態になりやすい。安全のために周囲に危険な物をおかないように注意し、状態が安定すれば夜間は照明を暗くし、不要な騒音、話し声は避ける。
    ケアを提供するときは十分に話しかけ、身体面と同時に精神面への働きかけを行う。輸液は健側に行い、適宜、部位の観察を行う。転落防止のベッド柵をし、看護師が側にいるときは処置を行い...

    コメント2件

    ngymkit 購入
    満足しています
     
    2006/11/16 6:58 (17年5ヶ月前)

    keyumayo1234 購入
    資料集めが難かったのですが わかりやすくよかった
    2007/06/23 9:27 (16年10ヶ月前)

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