監視カメラとプライバシー権

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    はじめに 〜「防犯」カメラと「監視」カメラ〜
     先日、私が住んでいるマンションに「防犯」カメラが設置された。防犯マンションとしてアピールし、入居率を上げるためのものであろう。日本の治安は悪化したといわれており、犯罪の発生件数は依然として高い水準¹⁾にあることから、「防犯」は私たちの重要な関心事²⁾である。現に、国民の防犯意識は向上しており、防犯カメラによる防犯を売り物にした住宅³⁾が発売されている。東京都港区ではマンションを建設する際、建築確認申請前に警察署との防犯施設に関する協議が義務付けられ、努力義務として防犯カメラ設置が義務付けられた⁴⁾。また、長崎幼児誘拐殺人事件⁵⁾では商店街の「防犯」カメラが捜査の重要な手がかりとなったことは記憶に新しい。これを機に商店街や街頭にも「防犯」カメラを設置しようとする動きがある。自治体⁶⁾も補助金を出すなど「防犯」に積極的であり、今後ますます「防犯」カメラは増加していくだろう。
     確かに、「防犯」カメラの設置は私たちのニーズに合致している。しかし、私たちは「防犯」カメラがあまりに増加しすぎて、その存在を意識することを忘れてしまっているのではないか。「防犯」カメラによる犯罪抑止は同時に「監視」でもあり、国家が国民を管理、統制する監視社会の危険性もはらんでいる。そのような社会では私たちのプライバシーが失われ、「防犯」という口実により私たちは常に監視されてしまう日が来るのではないか。
     私はこのような問題意識から「監視」カメラを題材にレポートを作成することにした。
     「防犯」カメラとは読んで字のごとく、犯罪を防止するためのものである。そして「監視」の辞書的な意味⁾は「不都合な事の起こらぬように見張ること。」である。

    資料の原本内容( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

     憲法 レポート
    「監視」カメラとプライバシー権                  
    ~今後の「監視」カメラの在り方~
    目次
    はじめに ~「防犯」カメラと「監視」カメラ~
    第一章 「監視」カメラの設置の現状
    第二章 「プライバシー権」の保障
    第三章 「監視」カメラによるプライバシー権の制限
    第四章 「監視」カメラの法的規制についての私論
      おわりに ~「監視」カメラ規制のために~
    はじめに ~「防犯」カメラと「監視」カメラ~
    先日、私が住んでいるマンションに「防犯」カメラが設置された。防犯マンションとしてアピールし、入居率を上げるためのものであろう。日本の治安は悪化したといわれており、犯罪の発生件数は依然として高い水準¹⁾にあることから、「防犯」は私たちの重要な関心事²⁾である。現に、国民の防犯意識は向上しており、防犯カメラによる防犯を売り物にした住宅³⁾が発売されている。東京都港区ではマンションを建設する際、建築確認申請前に警察署との防犯施設に関する協議が義務付けられ、努力義務として防犯カメラ設置が義務付けられた⁴⁾。また、長崎幼児誘拐殺人事件⁵⁾では商店街の「防犯」カメラが捜査の..

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