模擬社会としての家族

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    資料紹介

     近年、ひきこもり・パラサイトシングル・アダルトチルドレンなどにみられる家族や家庭を中心に引きおこされる問題が急増している。体は完全に大人になっているはずなのに、驚くほど幼稚でわがままな考えをもったまま家族に依存してしまったり、社会にでてはみたもののうまく対人関係を築けずに、家庭という保護の中に舞い戻ってしまう。そしてまた、矛盾するようでもあるが彼らは家族に対して家庭内暴力をはたらいてしまうケースもしばしば見られる。また、年端もいかない若い子供たちが次々と凶悪な殺人事件を起こすことも最近ではあまり珍しくなくなってきた。彼らは、大人でもなかなか手を出せない殺人という行為をあっさりとやってのけ、しかし理由はあまりにも幼児的である場合が多い。それらのアンバランスさにはぞっとさせられる。
     では、これらの諸問題を引き起こす主な原因はいったい何であろうか?この質問に対して、不十分な学校教育・有害なメディアの影響などがよく挙げられているが、私の考える一番の問題は「家庭内の人間関係」にある。家族というのは、人間がこの世に生を受けて一番初めに属する共同体である。家族という単位は対外的には私的なものであるが、内部では個々の人間がともに生活をしているわけであり、血縁関係はあるもののそこには確実に社会性というものが存在する。まさに、「家族は模擬社会として、最初の他者同士の共同体という側面ももっている。つまり公へのつながりの一歩である。家族は他の共同体に対してはプライベートであるが、その成員間ではパブリックな関係を孕む」のだ。(くらしとつながり126)よって子供を養育する親やその他の家族は、親族として愛情をもって接するとともに、理性的な意識をもって人間としての道徳や社会性を身につけさせてやらねばならない。

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    模擬社会としての家族
    近年、ひきこもり・パラサイトシングル・アダルトチルドレンなどにみられる家族や家庭を中心に引きおこされる問題が急増している。体は完全に大人になっているはずなのに、驚くほど幼稚でわがままな考えをもったまま家族に依存してしまったり、社会にでてはみたもののうまく対人関係を築けずに、家庭という保護の中に舞い戻ってしまう。そしてまた、矛盾するようでもあるが彼らは家族に対して家庭内暴力をはたらいてしまうケースもしばしば見られる。また、年端もいかない若い子供たちが次々と凶悪な殺人事件を起こすことも最近ではあまり珍しくなくなってきた。彼らは、大人でもなかなか手を出せない殺人という行為をあっさりとやってのけ、しかし理由はあまりにも幼児的である場合が多い。それらのアンバランスさにはぞっとさせられる。
    では、これらの諸問題を引き起こす主な原因はいったい何であろうか?この質問に対して、不十分な学校教育・有害なメディアの影響などがよく挙げられているが、私の考える一番の問題は「家庭内の人間関係」にある。家族というのは、人間がこの世に生を受けて一番初めに属する共同体である。家族という単位は対外的..

    コメント1件

    lt010047 購入
    saiaku
    2006/07/12 15:14 (10年5ヶ月前)

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