大学生のストレス状況調査

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    資料紹介

    ?)序文
    複雑化した現代社会で私達は日常的にストレスにさらされており、それを避けて生活することは不可能に等しい。社会の近代化に伴い人々のストレスは増大し、当然、昔と比べれば現代の大学生のストレスも高くなり、その結果として多様な対処法(コーピング)が動員されるであろう。
    学歴が通用しなくなりつつある現代で、多くの大学生は「学歴」から「やりたいこと」、つまり自己実現や自己欲求の達成を第一目標に掲げている。だが、その第一目標をなかなか見つけられず、疑問を抱きつつも毎日を過ごしているという学生は多いだろう。すると、いつのまにか疑問に加えて不安と焦りが出てくる。目標もはっきりしないまま勉強していて意味があるのだろうか、このまま何も見つけられないまま大学生活が終わってしまうのではないか、やりたいことを早く見つけなければ、といった将来に対しての漠然とした不安。考えれば考えるほど、どうすればいいのか分からなくなっていく。そうしたことを悶々と考えることでストレスを溜め込んでいく。
    また、大学生は大人と子供の境界に立つ存在、すなわち子供から大人への移行期にあるといえる。親から自立しようとする気持ちと親に依存して今までの関係を維持したいという気持ちとがあり、自立と依存の葛藤を抱きやすい。
    青年期の発達課題としてアイデンティティの確立が挙げられている。大学自体が自己確立のために社会的義務や責任を猶予されるモラトリアムであるともいえるこの時期は、自分は誰であるか、人生において何をするか、というような自己理解を進めると同時に、アイデンティティの危機に直面する時期でもある。このような状況に置かれている大学生の精神面(メンタルヘルス)を考えるには、大学生を取り巻くストレス状況と共に心理的ストレス過程を明らかにしていくことが必要であると思われる。


    ?)ストレスの概念
     ストレスという言葉は、もともと物理学や工学の分野で使われており、物体に外から力が加わったとき、均衡を保とうとする力が物体内部で働くときの力の加わる場所への内部からの力がストレスであるとされてきたが、その後、医学や心理学の分野でもストレスの概念が使用されることになり、なんらかの外圧に対する主体の抵抗的・適応反応という意味が中核にある。
    医学の分野で始めてストレス学説を打ち立てたのはカナダの生理学者、ハンス・セリエである。セリエ (1988)はストレスとは「外界のあらゆる要求に応じた身体の非特異反応であり、それ自体特色のある形態を有するが、特別の特異的な原因を持つものではない」と定義した。また、「ストレスは生命の一部である。われわれの全活動が自然に生じる副産物で、適度のストレスは生きるために必要だ」ともしている。

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    大学生のストレス状況調査
    問題定義
    Ⅰ)序文
    複雑化した現代社会で私達は日常的にストレスにさらされており、それを避けて生活することは不可能に等しい。社会の近代化に伴い人々のストレスは増大し、当然、昔と比べれば現代の大学生のストレスも高くなり、その結果として多様な対処法(コーピング)が動員されるであろう。
    学歴が通用しなくなりつつある現代で、多くの大学生は「学歴」から「やりたいこと」、つまり自己実現や自己欲求の達成を第一目標に掲げている。だが、その第一目標をなかなか見つけられず、疑問を抱きつつも毎日を過ごしているという学生は多いだろう。すると、いつのまにか疑問に加えて不安と焦りが出てくる。目標もはっきりしないまま勉強していて意味があるのだろうか、このまま何も見つけられないまま大学生活が終わってしまうのではないか、やりたいことを早く見つけなければ、といった将来に対しての漠然とした不安。考えれば考えるほど、どうすればいいのか分からなくなっていく。そうしたことを悶々と考えることでストレスを溜め込んでいく。
    また、大学生は大人と子供の境界に立つ存在、すなわち子供から大人への移行期にあるといえる。..

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