『わたしのグランパ』を読んで

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     『わたしのグランパ』は1999年度第51回読売文学賞説賞を受賞した筒井康隆の小説である。私は日本の文学の授業でこの小説を読んで、少し感心したことがある。
     『わたしのグランパ』は孫娘の珠子の目線から見た祖父の物語である。五代家の一人娘珠子は中学1年生。出所した祖父の謙三が13年ぶりに帰って来た。それから珠子へのいじめや校内暴力問題、家の地上げ問題、飲み屋のみかじめ料問題など次々に解決していく。そして珠子の両親の仲も再び良くなっていく…。
     珠子とグランパとの関係には、両親との関係とはまったく違った独特の関係がある。グランパが、若いときはどのように過ごしてきたか、どのような人だったのか、珠子は知らなかった。だから、彼女にとってグランパは不思議な存在であり、魅力的でもある。ふだんグランパはニコニコと優しい笑顔を浮かべている。でも、不正には厳しく立ち向かう。何しろ不良グループの襲撃にもひとりで立ち向かうから。最初は警戒していた孫の珠子も、少しずつグランパに心を開いていく。歳が離れていても、対等に話せる。
     この小説を読み終わって、グランパの謙三にとても印象深い。はじめこそ、グランパの振る舞いは時代錯誤的だと感じたが、いろいろな問題の解決に通じて、街のみんなから愛されているグランパとなり、現代の日本から消えたまっすぐな生き方に、しだいに心を通わせていく。
     私がまだ小さい頃、日本の俳優の高倉健は中国で大人気だった。あの時から日本人の男性が高倉健みたいに男らしいというイメージを持ち始めて、日本に来るまでずっとそう思っていた。今考えたら、もう笑い話みたい。でも、日本の街に歩いて、ゆるゆるのズブンを穿いて、雑草のような髪をしている若い男の子を見て、グランパのような人今まだいるのと問いたい。

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    『わたしのグランパ』を読んで
    『わたしのグランパ』は1999年度第51回読売文学賞説賞を受賞した筒井康隆の小説である。私は日本の文学の授業でこの小説を読んで、少し感心したことがある。
    『わたしのグランパ』は孫娘の珠子の目線から見た祖父の物語である。五代家の一人娘珠子は中学1年生。出所した祖父の謙三が13年ぶりに帰って来た。それから珠子へのいじめや校内暴力問題、家の地上げ問題、飲み屋のみかじめ料問題など次々に解決していく。そして珠子の両親の仲も再び良くなっていく…。
    珠子とグランパとの関係には、両親との関係とはまったく違った独特の関係がある。グランパが、若いときはどのように過ごしてきたか、どのような人だったのか、珠子は知らなかった。だから、彼女にとってグランパは不思議な存在であり、魅力的でもある。ふだんグランパはニコニコと優しい笑顔を浮かべている。でも、不正には厳しく立ち向かう。何しろ不良グループの襲撃にもひとりで立ち向かうから。最初は警戒していた孫の珠子も、少しずつグランパに心を開いていく。歳が離れていても、対等に話せる。
     この小説を読み終わって、グランパの謙三にとても印象深い。はじ..

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