「やまんばのにしき」を読んで

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     私は、小さい頃から絵本に親しんできた。家にはたくさんの本があり、母がいつも読み聞かせてくれたのだ。そこで、絵本をテーマに取り上げることにした。
     私の思い出の一冊は、『やまんばのにしき』(文 松谷みよ子、絵 瀬川康男)である。この本は、昭和42年に発行され、母が小学生の頃に読んでいたものだ。そのため、私が読んだときにはすでにぼろぼろになっていた。しかし、その傷み具合と瀬川さんの描いたやまんばや村人の絵が妙に合っていて、とても神秘的だった。また、この本に出てくるやまんばは、それまで抱いていたイメージを覆すものだったため、印象に残っている。本のあらすじは次のようなものだ。
     むかしあるところに、ちょうふく山という高い山があった。よく晴れた日でもてっぺんに雲がかかる不気味な山で、恐ろしいやまんばが住んでいると言われている。ある年の秋、村人たちが月見をしていると突然天気が悪くなった。すると雷が鳴り、叫ぶ声がした。「ちょうふく山のやまんばが子ども生んだで、もちついてこう。ついてこねば、人も馬もみな食い殺すどお。」そう言い残すと声は遠くなり、空もからっと晴れた。夜が明けると村中大騒ぎ。なんとしてももちを持って行かなければならない。そこで、村中総出でもちをついたのはいいが、やまんばのところまで持って行く者がいない。すると誰が言うともなく、「だだはちとねぎそべに行かせるのがいい。」と言いだした。この二人の若者は、いつもいばって暴れてばかりいたからだ。二人は恐れて「道を知らないから・・・」と言って断ろうとした。すると、あかざばんばという村の老婆が案内を買って出てくれ、三人でやまんばのもとを目指すことになった。だだはちとねぎそべは、実はとても臆病で、気味の悪い風が吹いただけであかざばんばにしがみ付き、ついには、もちの入ったおけを置いて逃げ帰ってしまったのだ。

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     私は、小さい頃から絵本に親しんできた。家にはたくさんの本があり、母がいつも読み聞かせてくれたのだ。そこで、絵本をテーマに取り上げることにした。
     私の思い出の一冊は、『やまんばのにしき』(文 松谷みよ子、絵 瀬川康男)である。この本は、昭和42年に発行され、母が小学生の頃に読んでいたものだ。そのため、私が読んだときにはすでにぼろぼろになっていた。しかし、その傷み具合と瀬川さんの描いたやまんばや村人の絵が妙に合っていて、とても神秘的だった。また、この本に出てくるやまんばは、それまで抱いていたイメージを覆すものだったため、印象に残っている。本のあらすじは次のようなものだ。
     むかしあるところに、ちょうふく山という高い山があった。よく晴れた日でもてっぺんに雲がかかる不気味な山で、恐ろしいやまんばが住んでいると言われている。ある年の秋、村人たちが月見をしていると突然天気が悪くなった。すると雷が鳴り、叫ぶ声がした。「ちょうふく山のやまんばが子ども生んだで、もちついてこう。ついてこねば、人も馬もみな食い殺すどお。」そう言い残すと声は遠くなり、空もからっと晴れた。夜が明けると村中大騒ぎ。なんとして..

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