フーヴァーとローズヴェルトの恐慌に対する政策姿勢の相違について論じなさい。[早稲田・文学部・アメリカ史・評価A]

会員1,080円 | 非会員1,296円
ダウンロード カートに入れる
ページ数2
閲覧数775
ダウンロード数6
履歴確認

    ファイル内検索

    資料紹介

    〈問題〉
     フーヴァーとローズヴェルトの恐慌に対する政策姿勢の相違について論じなさい。
    〈解答〉
     フーヴァーが大統領に就任して間もなく、大恐慌が起こった。彼は、景気循環の下降局面に海外的な要因が加わっただけだと考え、当初は楽観視していた。そして、実業界への信頼回復を最優先課題とし、経済界の協力と自主的行動に景気回復を委ねた。
     しかし景気は悪化の一途をたどり、フーヴァーは仕方なく政府の権限を拡大した。1932年には復興金融公社を設立し、金融機関の救済に国家資本を直接導入した。それまでは各企業が自分で責任を負うのが当然とされていたので、この政策は画期的なものであった。さらに、連邦資金を州に貸し付けて公共事業に着手させ、失業者の救済をはかった。これもそれまでは州の仕事とされていたものだったので、新しい政策であった。また、連邦農業局を通じて農業協同組合に資金を貸し付けたりもした。しかし、これらの連邦政府の介入は、あくまで何かの機関を「通じて」であり、決して「直接」ではなかったことが、フーヴァーの政治姿勢をよく示している。

    資料の原本内容( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    〈問題〉
     フーヴァーとローズヴェルトの恐慌に対する政策姿勢の相違について論じなさい。
    〈解答〉
     フーヴァーが大統領に就任して間もなく、大恐慌が起こった。彼は、景気循環の下降局面に海外的な要因が加わっただけだと考え、当初は楽観視していた。そして、実業界への信頼回復を最優先課題とし、経済界の協力と自主的行動に景気回復を委ねた。
     しかし景気は悪化の一途をたどり、フーヴァーは仕方なく政府の権限を拡大した。1932年には復興金融公社を設立し、金融機関の救済に国家資本を直接導入した。それまでは各企業が自分で責任を負うのが当然とされていたので、この政策は画期的なものであった。さらに、連邦資金を州に貸し付けて公共事業に着手させ、失業者の救済をはかった。これもそれまでは州の仕事とされていたものだったので、新しい政策であった。また、連邦農業局を通じて農業協同組合に資金を貸し付けたりもした。しかし、これらの連邦政府の介入は、あくまで何かの機関を「通じて」であり、決して「直接」ではなかったことが、フーヴァーの政治姿勢をよく示している。
     彼は自由主義経済の信奉者で、「競争の機会の平等」が最重要と考えてお..

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。