インフォーマル組織について

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    資料紹介

    企業の経済的・技術的目的等を達成するために、意識的に形成された組織をフォーマル組織というのに対し、インフォーマル組織とは、職場内で個人的な接触などによって自然発生的に形成される小集団のことをいう。個人的な接触とは、例えば、同期入社の集団や同じ出身地の集団、同じ趣味を持った集団などのことであり、このような小集団においては、親密な人間関係を築くことができるとともに、組織としても潤滑油的な働きを持っているため、継続して存在することが多い。しかし、社内の勢力関係や重要な方法などもインフォーマル組織から流出する場合も考えられるため、フォーマル組織の運営に悪影響を及ぼすことも考えられる。
    インフォーマル組織は、労働生産性の向上のために必要な労働意欲管理を行う上で重要なものとなる。これは、メイヨーやレスリスバーガーが1924年から開始した工場の従業員における動機づけの実験で明らかとなったものである。メイヨーらは、このホーソン工場実験と呼ばれる実験において、責任者が労働者の協力を得ることで、労働者はひとつのチームとなり、誠心誠意かつ自発的に実験に協力し、生産性が向上することを発見した。

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     インフォーマル組織について
    企業の経済的・技術的目的等を達成するために、意識的に形成された組織をフォーマル組織というのに対し、インフォーマル組織とは、職場内で個人的な接触などによって自然発生的に形成される小集団のことをいう。個人的な接触とは、例えば、同期入社の集団や同じ出身地の集団、同じ趣味を持った集団などのことであり、このような小集団においては、親密な人間関係を築くことができるとともに、組織としても潤滑油的な働きを持っているため、継続して存在することが多い。しかし、社内の勢力関係や重要な方法などもインフォーマル組織から流出する場合も考えられるため、フォーマル組織の運営に悪影響を及ぼすことも考えられる。
    インフォーマル組織は、労働生産性の向上のために必要な労働意欲管理を行う上で重要なものとなる。これは、メイヨーやレスリスバーガーが1924年から開始した工場の従業員における動機づけの実験で明らかとなったものである。メイヨーらは、このホーソン工場実験と呼ばれる実験において、責任者が労働者の協力を得ることで、労働者はひとつのチームとなり、誠心誠意かつ自発的に実験に協力し、生産性が向上するこ...

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