『被差別部落の青春』を読んで

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     この本を一読してみて思ったのは、なんといっても読みやすいということである。被差別部落の問題を扱ってる著書ということで、どことなく重い感じと読みづらそうなイメージがあったのだが、著書はインタビューとルポルタージュで構成されていて、すらすらと最後まで読んでしまえる本だった。著者である角岡氏も部落の出身(著書では「いわば混じりっけなしの純粋部落民」との表記)であり、部落問題に対していろいろと考えることのあったため、取材として実際に部落を訪ねて行って現地の人に話を聞くといった形式で本は展開していく。著者は昔とは変わってしまった部落の姿に少し当惑しているようだった。エピローグの部分で、著者は部落民なのに部落についてほとんど何も考えていない女性に出会う。部落についての-イメージや不安などについて尋ねるが取材に応じた女性は特にマイナスイメージも持ってなければ不安もないとあっけらかんに答える。
     「こでれは取材にならへんなぁ…」私は思わず口走り、苦笑いをした。
     ここで私が思うのは、著者はやはり『部落民=差別に苦しむor部落問題を真剣に考えている』といった構造を成り立たせたかったのではないかということである。このことは著書の細部に多々見受けられる。
     幸いにして被差別経験はない。したがって部落差別を体験的に語ることができない。被差別部落に育った者が差別を語れないのでは、歌が歌えないかしゅみたいでなんだか変である。

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    『被差別部落の青春』を読んで
     この本を一読してみて思ったのは、なんといっても読みやすいということである。被差別部落の問題を扱ってる著書ということで、どことなく重い感じと読みづらそうなイメージがあったのだが、著書はインタビューとルポルタージュで構成されていて、すらすらと最後まで読んでしまえる本だった。著者である角岡氏も部落の出身(著書では「いわば混じりっけなしの純粋部落民」との表記)であり、部落問題に対していろいろと考えることのあったため、取材として実際に部落を訪ねて行って現地の人に話を聞くといった形式で本は展開していく。著者は昔とは変わってしまった部落の姿に少し当惑しているようだった。エピローグの部分で、著者は部落民なのに部落についてほとんど何も考えていない女性に出会う。部落についての-イメージや不安などについて尋ねるが取材に応じた女性は特にマイナスイメージも持ってなければ不安もないとあっけらかんに答える。
    「こでれは取材にならへんなぁ…」私は思わず口走り、苦笑いをした。
    ここで私が思うのは、著者はやはり『部落民=差別に苦しむor部落問題を真剣に考えている』といった構造を成り立たせた..

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