国会

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    近代においてつくられてきた憲法は、国の基本法として、人の権利を宣言・確保し、政治の組織=統治機構を定めるものである。そして、この人権保障と統治機構とは並列的に置かれたものでなく、人権保障こそ目的であって、統治機構は、それを達成するための手段として位置づけられている。国民の権利が、外見的立憲主義憲法のように主君などの恩恵によって与えられるのではなく、真に基本的人権として保障されることは、とりもなおさず、その国民が主権者であること、すなわち国民主権の原理が確立していることを不可決の前提としている。よって、人権保障に仕えると統治の制度は、国民主権を具体化する制度である。この理念をストレートにおしすすめるならば、国民投票など主権者の直接的意思表示によって統治がおこなわれる、いわゆる直接民主主義が導かれることになるが、現実の各国の政治制度においては、右に理念に基礎を置きつつ、間接民主政が主要なものとなっている。その場合、国民の代表者によって形造られる国家機関、つまり議会を中心とした制度であってこそ、国民主権、民主主義の政治は実現される。この、国民代表会議を国の統治機構の中心に位置づけて民主主義を実現する制度が議会制民主主義とよばれる。
     議会制民主主義が成立したのは、欧米諸国においてもそれほど古いことではないが、その歴史の中で、次の2つの意味が明らかになっている。ひとつは、国民代表会議をとおして民主主義が実現されるためには議会が統治機構の中で最高機関でなければならないという「議会による民主主義」であり、もうひとつは、議会自身が民主主義的に組織され運営されていなければならないという「議会における民主主義」である。このいずれかが欠けても議会制民主主義が確立したとはいえず、

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    国会
    近代においてつくられてきた憲法は、国の基本法として、人の権利を宣言・確保し、政治の組織=統治機構を定めるものである。そして、この人権保障と統治機構とは並列的に置かれたものでなく、人権保障こそ目的であって、統治機構は、それを達成するための手段として位置づけられている。国民の権利が、外見的立憲主義憲法のように主君などの恩恵によって与えられるのではなく、真に基本的人権として保障されることは、とりもなおさず、その国民が主権者であること、すなわち国民主権の原理が確立していることを不可決の前提としている。よって、人権保障に仕えると統治の制度は、国民主権を具体化する制度である。この理念をストレートにおしすすめるならば、国民投票など主権者の直接的意思表示によって統治がおこなわれる、いわゆる直接民主主義が導かれることになるが、現実の各国の政治制度においては、右に理念に基礎を置きつつ、間接民主政が主要なものとなっている。その場合、国民の代表者によって形造られる国家機関、つまり議会を中心とした制度であってこそ、国民主権、民主主義の政治は実現される。この、国民代表会議を国の統治機構の中心に位置づけて民主..

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