刺激提示時間間隔が閃光遅延効果に与える影響

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    序論
    運動知覚の研究において、仮現運動と閃光遅延効果(Flash Lag Effect:以下FLE)の存在は、運動知覚のメカニズムを解明する重要な鍵である。仮現運動とは2つ以上の刺激を連続的或いは間隔を挟んで異なる位置に提示すると、適切な間隔範囲においてまるで1つの刺激が運動しているかのように見える現象である。一方FLEとは、直線運動する運動刺激の脇に別の刺激を瞬間提示した場合、並んでいたにも拘らず運動刺激の方が前に知覚されたり、運動刺激の方が後にあったにも拘らず並んで見える現象である。FLEは運動刺激が仮現運動を行っているときにも発生する。
    Kanai, Sheth, & Shimojo(2004)によると、FLEは運動刺激の不確定性の増加によって発生する。速度を一定に保った条件でISIやSOAなどの刺激間間隔を増加させると、網膜に入る情報が減少するため相対的に不確定性が増加すると考えられる。ISIは連続提示させる2刺激において前の刺激が提示され終わってから次の刺激が提示されるまでの間隔で、SOAは前の刺激が提示されてから次の刺激が提示されるまでの間隔である。
    本実験では仮現運動を行う運動刺激の速度は保ったままISIとSOAを操作し、FLEに影響が見られるか否かを検討する。
    方法
    正常な視覚(矯正を含む)を持つ、実験の目的を知らない日本人の大学生7名が実験に参加した。装置はApple社製Power MacintoshG4及びSONY社製MultiScan17Se?を用いた。観察距離を一定(57cm)に保つため、あご台を利用した。実験は両眼視で行った.刺激は運動刺激と閃光刺激が用いられ、いずれも白色の縦長長方形(視角3°×18′)であった。運動刺激は画面左端から右端まで点滅を繰り返しながら移動したが、試行間でISIとSOAを操作した。閃光刺激の提示位置は注視点を基準に運動刺激の運動方向を正として、-3.6°、-1.8°、0°、1.8°、3.6°、7.2°、14.4°の7水準を設定した。

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    刺激提示時間間隔が
    閃光遅延効果に与える影響
    XXXXXXXXX心理学専修課程3年
    XXXXXX XXXX
    XXXX年X月XX日提出
    序論
    運動知覚の研究において、仮現運動と閃光遅延効果(Flash Lag Effect:以下FLE)の存在は、運動知覚のメカニズムを解明する重要な鍵である。仮現運動とは2つ以上の刺激を連続的或いは間隔を挟んで異なる位置に提示すると、適切な間隔範囲においてまるで1つの刺激が運動しているかのように見える現象である。一方FLEとは、直線運動する運動刺激の脇に別の刺激を瞬間提示した場合、並んでいたにも拘らず運動刺激の方が前に知覚されたり、運動刺激の方が後にあったにも拘らず並んで見える現象である。FLEは運動刺激が仮現運動を行っているときにも発生する。
    Kanai, Sheth, & Shimojo(2004)によると、FLEは運動刺激の不確定性の増加によって発生する。速度を一定に保った条件でISIやSOAなどの刺激間間隔を増加させると、網膜に入る情報が減少するため相対的に不確定性が増加すると考えられる。ISIは連続提示させる2刺激において前の刺激が提示され終わっ..

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