集団関係の進展

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    1、氏族共同体とその急速な集団分岐
    氏族共同体・・・氏族による共同体で、近親婚排除による成員の再生産確保の組織。単一の集合体などをこれとみなす。一定の領域の内に水田を排他的に占領し、分業を統括する一個の経済整体でもあった。
    →しかし、孤立・閉鎖の集団だったわけではなく、血縁的同祖同族関係、婚姻関係その他によって他の氏族共同体と親縁な関係に結ばれていたに違いない。
    部族・部族的関係
    農耕の初期・・・人口圧と農耕技術の未熟さ→耕地の拡大or他の地域への移住=集団分岐
    水田が生み出す土地生産性の高さは、ある地域をいくつかの均質な生産の場に分解した。
    *これは極めて短期間における形成であったために諸集団間の同祖同族的関係は顕在。
    2、氏族と部族
    ●畿内地方における弥生土器の地域性の展開(佐原真氏)
    前期:畿内一円における同様式性
    前期末:河内・摂津ほどの範囲で地域色が生じ始める
    中期中葉:地域色はさらに狭い範囲にうかがわれ、一層明瞭となる。
    →中期中葉までに一定の集団分岐が進み、小範囲の地域を単位に部族形成が行われていた。
    →地域色圏には複数の部族(母部族と子部族、あるいは兄弟の部族)が存在。
    ●奈良盆地における集団分岐
    前期初頭:2,3の前期初頭の集落
    前期末:10数遺跡
    中期:中・小河川沿いに拡大
    後期:東南部を中心にほぼ盆地全体に拡大。
    ◇遺跡数の増大の仕方は約10倍ないし、それ以上。
    (遺跡規模と廃棄遺物を考慮するとさらに大きかったとされる
    ◇中・後期の土器は共通して大和としての地域色を備える。
    →盆地内諸集団のほとんどは、かつての少数の集団が占める氏族から分岐したもの。
    or部族的結合関係にあった中南河内の諸集団等の分岐・移住がそれに加わったもの。

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    第五章  集団関係の進展
    1、氏族共同体とその急速な集団分岐
    氏族共同体・・・氏族による共同体で、近親婚排除による成員の再生産確保の組織。単一の集合体などをこれとみなす。一定の領域の内に水田を排他的に占領し、分業を統括する一個の経済整体でもあった。
          →しかし、孤立・閉鎖の集団だったわけではなく、血縁的同祖同族関係、婚姻関係その他によって他の氏族共同体と親縁な関係に結ばれていたに違いない。
                       ↓
    部族・部族的関係
    農耕の初期・・・人口圧と農耕技術の未熟さ→耕地の拡大or他の地域への移住=集団分岐
    水田が生み出す土地生産性の高さは、ある地域をいくつかの均質な生産の場に分解した。
    これは極めて短期間における形成であったために諸集団間の同祖同族的関係は顕在。
    2、氏族と部族
    ●畿内地方における弥生土器の地域性の展開(佐原真氏)
    前期:畿内一円における同様式性
    前期末:河内・摂津ほどの範囲で地域色が生じ始める
    中期中葉:地域色はさらに狭い範囲にうかがわれ、一層明瞭となる。 →中期中葉までに一定の集団分岐が進み、小範囲の地域を単位に部族形成が行われて..

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