系列位置効果について

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    19世紀末にウィリアム・ジェームズ(William James)は記憶とは二つの要素からなるという二分割説を発表している。これは、一つの要素は一時記憶(短期貯蔵庫)であり、もう一つの要素とは二次記憶(長期貯蔵庫)である。この二重貯蔵モデル―dual storage model(Atkinson and Shiffrin,1971 ) ―において、リストに提示された一連のアイテムを覚える際に、リストの冒頭と末期のアイテムは最も覚えやすく、中間は最も覚えにくいという系列位置効果(Serial Position Effect)の影響がある。(注1)これは、私たちの生活の中でも動揺に当てはまる。例えば、車のナンバープレートを見てその場で復唱することはできても、別の話題に移り、数分間会話を交わした後では全てを完璧に思い出すことはできないといったことは私にも、誰にでも経験があるだろう。それでは、系列位置効果について考察していきたいと思う。
    この系列位置効果は、初頭効果と新近性効果からなる。前者ではリストのはじめの方の単語は比較的高い再生率を示し、後者ではリストの終わりの方の単語も比較的高い再生率を示すのである。ところが、リストの真ん中辺の単語の再生率は比較的低いのである。(注2)この理由は、リストの始めのアイテムは空の短期貯蔵庫に入るためリハーサルされる回数が比較的多いからである。一方、後者の理由は二種類考えられる。

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    系列位置効果について
    19世紀末にウィリアム・ジェームズ(William James)は記憶とは二つの要素からなるという二分割説を発表している。これは、一つの要素は一時記憶(短期貯蔵庫)であり、もう一つの要素とは二次記憶(長期貯蔵庫)である。この二重貯蔵モデル―dual storage model(Atkinson and Shiffrin,1971 ) ―において、リストに提示された一連のアイテムを覚える際に、リストの冒頭と末期のアイテムは最も覚えやすく、中間は最も覚えにくいという系列位置効果(Serial Position Effect)の影響がある。(注1)これは、私たちの生活の中でも動揺に当てはまる。例えば、車のナンバープレートを見てその場で復唱することはできても、別の話題に移り、数分間会話を交わした後では全てを完璧に思い出すことはできないといったことは私にも、誰にでも経験があるだろう。それでは、系列位置効果について考察していきたいと思う。
    この系列位置効果は、初頭効果と新近性効果からなる。前者ではリストのはじめの方の単語は比較的高い再生率を示し、後者ではリストの終わりの方の単..

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