人情本にみる近代文学の萌芽

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    人情本にみる近代文学の萌芽
    <目次>
    1.はじめに
    2.人情本の成立
    3.為永春水を中心とする代表的作者
    4.人情本の特徴
    1.はじめに
     江戸時代の後半に発生した戯作文学、人情本は、旧来の洒落本から変化したものだった。この人情本はどのように発生したもので、どのような特徴を持つのだろうか。代表的作品に触れながら論じていきたい。
    2.人情本の成立
     人情本は、洒落本の流れを汲んだ戯作文学である。洒落本は遊里の男女の恋愛を描いたもので、遊里における通、すなわち「うがち」を強調した文学だったが、人情本は遊里の世界から抜け出し、広く一般社会を舞台としている。また、伝奇的な「うがち」の世界から解放され、情緒的・写実的に江戸庶民の生活を描く文学へと変貌を遂げた。もっとも、洒落本と人情本との区別はやや曖昧なもので、末期洒落本は、洒落本の域を越えて人情本に通ずる特徴を持っていた。式亭三馬の「辰巳婦言」や梅暮里谷峨の「傾城買二筋道」では、客と遊女の複雑な駆け引きを物語風の構成で描かれるとともに、人情を写すことを主眼にされている。こうした作品は、作風としては従来の戯作文学とはやや異なるものだったが、ジャン..

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