生涯学習概論(1分冊)

閲覧数2,923
ダウンロード数13
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

     近年、情報化社会、国際化社会という言葉をよく耳にする。その流れの中で、自立的、主体的に生きていくため、学校を卒業し離れてからも、学びを通して自己を磨いていかないと、何事につけ通用しない時代になってきた。まさしく、生涯学習社会の到来である。では、生涯学習、生涯教育は、いつ誰により提唱されたのであろうか。
     生涯教育が論じられたのは、1965年ユネスコ本部で開催された成人教育推進国際委員会会議において、ラングラン(P.Lengrand)を中心に提唱された。それを日本に紹介したのが、この会議に出席していた波多野完治である。日本では、これを受けた形で1968年に文部大臣からの社会教育審議会「急激な社会構造の変化に対処する社会教育の在り方について」が諮問され、1971年にこれに対する答申が出された。その中では、生涯教育における社会教育の役割について述べられている。1981年には、中央教育審議会が、「生涯教育について」を答申し、人間の生涯を「成人するまで」「成人期」「高齢期」にわけ、それぞれの時期に教育がどう関わるかを述べている。「成人するまで」に家庭・学校教育の役割が大きく、社会教育の重要性を...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。