小学生の生活時間に関する考察。生活実態、家事分担、子どもの生活について。

閲覧数3,448
ダウンロード数17
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    小学生の生活時間に関する新しい資料(調査データ)を示した上で、子どもの生活について、生活時間から、以下のことを考察しなさい。
    (1)資料からどのような生活実態が読み取れるか。(2)どのように変化しているか。(3)子どもの家事分担について。(4)子どもの生活や、社会の問題点、課題など。
    (1)
     起床時間に関しては88.5%が7時半までに起床するというデータで、中学生の同75.8%に比べかなりの割合が含まれている。小学生の方が規律正しい生活を送るという意識が高いと考えられる。高校になるとまた、起床時間が早くなる傾向があるが、これは学校の距離の関係から通学時間が伸びていることが影響されていることが考えられる。就寝時間に関しては「12時30ごろ以降」に就寝する割合は、4.1%となっており、近年言われている睡眠時間の減少、生活パターンの崩れはそこまで大きな割合で起こっているわけではないようである。しかし、これが中学生となると同割合が26.8%となり4人に1人は日付を超えるまで起きている事実が示されている。
     また、睡眠時間の減少とともに子どもへの影響が強く懸念されているテレビ、ゲームの視聴時間については1時間以上視聴するという割合が82.9%とかなりテレビをまとまった時間見るという行為が家庭の中で当たり前のことになっていることが伺える。この傾向は年齢が上がればより顕著となっている。また図表には示されていなかったが、テレビ・ビデオ(DVD)の視聴時間と家での学習時間の関係についても報告書の中では触れられており、平日に「03 時間以上」見る子は、家での学習を「ほとんどしない」率が高まるとされている、ただし小学生ではまだ小学生11.3%とほとんどの子どもがテレビも見るが家庭学習も欠かさないといった姿勢が見受けられる。これが高校生になると50.6%と飛躍的に高まっているようだ。テレビ・ビデオ(DVD)の視聴時間と成績(小・中学生)・偏差値層(高校生)との関係をみると、小学生では関連がみられない。中高生に比べてテレビを見ても家庭学習を欠かしていない割合が高いこと、家庭学習の重要度が相対的に低いことが考えられる。長期的にはテレビ・ビデオ(DVD)の視聴時間は、他の生活領域と密接な関係があり、長時間視聴は家での学習時間や学校の成績にマイナスの影響を与えていることは否定できないが、小学校段階ではまだ強い相関は見られていない。
     テレビ以外に生活時間にどのようなことをしているかについて、平日の放課後の過ごし方についてのデータを見てみると、一番多い回答は「自分の家」ついで、「公園や広場など」、「友達の家」、「学校の運動場」となっている。若干、家の中の方が多くなってはいるが屋外でも積極的に遊んでいる様子が伺える。性別で見るとどの場所で遊ぶという回答も男子が多いという傾向が見られた。特に「友だちの家」(男子27.9%>女子17.0%)、「学校の運動場(校庭や体育館)」(男子20.3%>女子13.4%)、「公園や広場など」(男子27.4%>女子19.5%)で顕著である。この回答傾向から男子の方が遊ぶ場所の選択肢が広い、外で遊ぶことについては男子の方が積極的であると考えられる。放課後の過ごし方の内容については面白い傾向を見ることができる。それは一番多い「マンガや雑誌を読む」(77.9%)とほぼ並ぶ数字で「テレビのニュース番組を見る」(74.8%)があがっていることである。私の実感としてそこまでニュース番組に興味があることが目立つ児童がいなかったためかなり意外な数字である。この回答の

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    小学生の生活時間に関する新しい資料(調査データ)を示した上で、子どもの生活について、生活時間から、以下のことを考察しなさい。
    (1)資料からどのような生活実態が読み取れるか。(2)どのように変化しているか。(3)子どもの家事分担について。(4)子どもの生活や、社会の問題点、課題など。
    (1)
     起床時間に関しては88.5%が7時半までに起床するというデータで、中学生の同75.8%に比べかなりの割合が含まれている。小学生の方が規律正しい生活を送るという意識が高いと考えられる。高校になるとまた、起床時間が早くなる傾向があるが、これは学校の距離の関係から通学時間が伸びていることが影響されていることが考えられる。就寝時間に関しては「12時30ごろ以降」に就寝する割合は、4.1%となっており、近年言われている睡眠時間の減少、生活パターンの崩れはそこまで大きな割合で起こっているわけではないようである。しかし、これが中学生となると同割合が26.8%となり4人に1人は日付を超えるまで起きている事実が示されている。
     また、睡眠時間の減少とともに子どもへの影響が強く懸念されているテレビ、ゲームの視聴時間...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。