胃ガン

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    資料紹介

    《はじめに》
    以下に胃癌の事前学習の課題として、胃癌の病態生理、胃癌の検査・治療、胃癌の看護の原則について述べる。
    1.胃癌の病態生理 
    【胃癌とは】
    胃癌は、胃粘膜に発生する悪性腫瘍で、9割以上が腺癌である。
    胃癌での死亡者は、すべての癌死者の約2割を占める。好発部位は、胃角部や前庭部弯などで、胃体部大弯には比較的少ない。
     転移で多いケースには、リンパ性転移、肝転移、腹膜幡種性転移があり、三大転移と呼ばれている。
    【胃癌の分類】
     胃癌には、肉眼型、進行程度を中心に分類し、「胃癌取り扱い規則」でまとめられている。
     まず、早期癌と進行胃癌に大きく分けられる。早期胃癌は、転移の有無にかかわらず癌の浸潤が粘膜下層(sm)にとどまるものをいう。それ以上に浸潤したものは、すべて進行癌と呼ぶ。
     肉眼分類では、早期癌、進行癌とも基本的に隆起型と 型に分類される。病理学的には、腺管を形成する程度により、分化型と未分化型とに分けられる。
     リンパ節転移やほかの臓器への転移の有無を加えて、癌の進行度を総合的に判断し、これらをstageⅠからstageⅥbまで分類している。
    【原因】
     胃癌は、胃炎などの炎症が起きた後、粘膜に置き換わり、その粘膜が癌化して発生する。
    従って、慢性胃炎を起こす要因はすべて、胃癌の原因でもある。
    【症状】
     早期胃癌の多くは、痛みや出血(吐血、黒色便)、胃部不快感などの症状がある。胃炎や良性の胃潰瘍症状に伴う検査をして、偶然胃癌が見つかることもある。
     一方、進行胃癌では、痛みとともに、食べ物が通りにくい、体重減少、貧血などの症状がある。
     また、発生部位によって症状にも特徴がある。噴門部やその付近の進行胃癌の場合は嚥下障害が、幽門前庭部の進行胃癌では狭窄症状がある。胃体部の進行胃癌は症状が出にくいため、さらに進行してから見つかることもある。
    2. 胃癌の検査・治療 
    【検査】
    1960年代から、胃癌検診が開始された。一般に40歳以上が適応とされる。年に一度、市町村や職場の検診、人間ドックを受診することが勧められている。
    ①X線造影法
    癌の浸潤と深達度を診断するために、造影剤(バリウム)を用いて、病巣の詳細な変化を撮る。
    方法
    充満法 バリウムを飲み、胃の自然な形態を見て胃の位置や形に異常がないかを見る。 二重造影法 空気で胃を十分に膨らませ、バリウムを胃の壁に塗りつけて、胃の細かい粘膜を写し出す。 圧迫法 部分的に圧迫を加えて撮影する。
    長所と短所
    長所 検査時の苦痛が少ない
    検査精度の向上に伴い、イチゴ味などの甘みがついて、昔に比べてかなり飲みやすく改良されている。 短所 ・ バリウムを飲むことによって不安を感じる人が多い
    検査前日の夕食は軽めのものにして、午後9時以降は検査が終わるまで飲食できない。胃の中に食物が残っていると、確実な検査ができないためである。
    何らかの薬を服用している場合は、事前に主治医に相談する必要がある。特に、降圧薬・血糖降下薬などを服用している患者は、薬の飲まずに検診を行うと、血圧や血糖値が通常よりも高くなっているので、検査中も注意する。
    検査着に着替え、胃の動きを止めるための筋肉注射を行う(しない場合もある)。その後、胃の中でガスを発生させて胃を膨らませる発泡剤を、少量の水で飲む。発泡剤を飲むとゲップをしたくなるが、胃の中のガスが二重造影法を撮影するときに重要になるので、検査中は我慢するように説明する。
    150mlほどバリウムを飲み終えたら、いろいろな方向から胃のレントゲン写真を撮る。検査時間は5

    資料の原本内容( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    《はじめに》
    以下に胃癌の事前学習の課題として、胃癌の病態生理、胃癌の検査・治療、胃癌の看護の原則について述べる。
    1.胃癌の病態生理 
    【胃癌とは】
    胃癌は、胃粘膜に発生する悪性腫瘍で、9割以上が腺癌である。
    胃癌での死亡者は、すべての癌死者の約2割を占める。好発部位は、胃角部や前庭部弯などで、胃体部大弯には比較的少ない。
     転移で多いケースには、リンパ性転移、肝転移、腹膜幡種性転移があり、三大転移と呼ばれている。
    【胃癌の分類】
     胃癌には、肉眼型、進行程度を中心に分類し、「胃癌取り扱い規則」でまとめられている。
     まず、早期癌と進行胃癌に大きく分けられる。早期胃癌は、転移の有無にかかわらず癌の浸潤が粘膜下層(sm)にとどまるものをいう。それ以上に浸潤したものは、すべて進行癌と呼ぶ。
     肉眼分類では、早期癌、進行癌とも基本的に隆起型と 型に分類される。病理学的には、腺管を形成する程度により、分化型と未分化型とに分けられる。
     リンパ節転移やほかの臓器への転移の有無を加えて、癌の進行度を総合的に判断し、これらをstageⅠからstageⅥbまで分類している。
    【原因】
     胃癌は、胃炎..

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