買い手の探索行動が意味するもの

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    経営学

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    <買い手の探索行動が意味するもの>
     もし、買い手がそれぞれの代替的な製品から得られる満足度の相対分布が変わらないとわかっている(または思いこんでいる)なら、次々とそれぞれの製品を試すことによって買い手は製品の品質を決めることができる。買い手の決定ルールはスティグラーが述べているように、「他の製品の情報を手に入れることの限界費用が期待限界便益を超えるまで情報を手に入れ続ける。」というものである。買い手はこういった情報を探索や経験によって手に入れる。まずい選択をしてしまったときのコストが比較的低いときや、購入前に製品のパフォーマンスが判断しにくいとき、買い手は経験を通じて情報を獲得しようとする傾向がより強い。
     探索財にとって、探索による増分費用は情報を得るための移動にかかる費用やインターネット料金、雑誌や新聞の購読料といった情報アクセスコストという自腹でまかなわなければならない費用である。また、それに加え、他の製品を見つけ、評価するために必要な時間という機会費用がある。
     経験財にとって、探索による増分費用は価格情報や製品・供給業者の情報を手に入れる費用(アクセスコスト)と、いくつかの...

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