中世の宴 酒宴と共同飲食

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    文学中世の宴

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    はじめに
     現代に生きる私たちは日常的に、時には改まった行事として宴を開いている。「宴」とは大辞林によると「酒食を共にして、楽しむこと。また、その会。うたげ」とある。私たちの身近なところで考えれば新入生歓迎会も宴の一種であるし、部屋に四、五人で飲み会をしていても「酒食を共にして、楽しむ」という意味からすると宴と言えるだろう。
    ではこうして一年通して開かれる大小の宴であるが、いったい何の目的で開かれているのだろうか。一般的に行事的な宴の場合は公のものであるので、例えば先にも挙げた新入生歓迎会では〈歓迎〉、忘年会では〈労をねぎらう〉、新年会では〈新年の挨拶〉などといったような名目があるのが普通である。しかし一方、友人同士や仲間内でする私的な小さな飲み会などでは、特に何も考えず集まって飲もうといった風に自然に寄り合う形多いのではないだろうか。
    私は今年でようやくお酒に関して合法の歳を迎えた。そこで、今一度酒というものが広まった経緯について、そのターニング・ポイントとも言える中世の宴に迫ってみたいと思う。


    一、宴の意味
     まず、宴というものが元来どのような意味合いを持って生まれたのか―それは、祭りや行事の中心にあった神と神に捧げられた様々な贈り物を共に食べることであった、と言われている。今でも日本で行われる儀式的なものに用いるお酒は「お神酒」などと呼ばれ、その存在は必要不可欠なものである。お酒のこういった側面は、日本以外の国や地域においても言えることで、本やテレビ番組で放送される世界の民族の風習などにも、似たような目的でお酒が登場する場面は多い。
    このように古くは神と共に食することを目的にお酒は儀式や行事の時に飲まれていたのだが、

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    中世の宴―酒宴と共同飲食―
    はじめに
     現代に生きる私たちは日常的に、時には改まった行事として宴を開いている。「宴」とは大辞林によると「酒食を共にして、楽しむこと。また、その会。うたげ」とある。私たちの身近なところで考えれば新入生歓迎会も宴の一種であるし、部屋に四、五人で飲み会をしていても「酒食を共にして、楽しむ」という意味からすると宴と言えるだろう。
    ではこうして一年通して開かれる大小の宴であるが、いったい何の目的で開かれているのだろうか。一般的に行事的な宴の場合は公のものであるので、例えば先にも挙げた新入生歓迎会では〈歓迎〉、忘年会では〈労をねぎらう〉、新年会では〈新年の挨拶〉などといったような名目があるのが普通である。しかし一方、友人同士や仲間内でする私的な小さな飲み会などでは、特に何も考えず集まって飲もうといった風に自然に寄り合う形多いのではないだろうか。
    私は今年でようやくお酒に関して合法の歳を迎えた。そこで、今一度酒というものが広まった経緯について、そのターニング・ポイントとも言える中世の宴に迫ってみたいと思う。
    一、宴の意味
     まず、宴というものが元来どのような意味合いを..

    コメント1件

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    good
    2007/05/19 3:59 (9年7ヶ月前)

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