松下の中村改革

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    二〇〇二年三月期に松下は上場来初の巨額赤字を計上した。その原因は、古い時代に成功を成し遂げたものにあり、それらの改革は待ったなしの状況に陥った。中村邦夫社長による松下の大改革は多岐にわたる。環境の変化により時代にそぐわなくなった旧来のものを破壊し、時代にマッチしたものを新たにそれぞれ創造した。企業戦略のケーススタディとして興味深い内容が多々ある。
    ●【組織構造改革】事業部制の組織構造は、高度成長期の大量生産大量販売で大成功した。しかし、IT化とグローバル化により需要側と供給側の両方で変化が起こり、現在、事業部制は機能しなくなった。中村は企業の利益最大化のためにトータルマネジメント(全体最適)の重要性を説く。トータルマネジメントを有効に行う組織として、「軽くて早い組織」へと改革した。
    ●【国内流通改革】松下幸之助は「共存共栄」の理念の下、ショップ店を手厚く保護し、育成した。しかし海外の安い家電品の増加や量販店の台頭により、次第にショップ店の存在意義は薄れてきた。中村はそれまでの過剰な支援を廃止し、やる気のあるショップ店にのみ支援を促すように試みた。
    ●【モノ作り改革】松下の営業は単なる売り子であり、マーケティング能力はなかった。したがって、商品開発における営業の力は弱く、「開発の論理」がまかり通っていた。しかし、モノを作っても売れない時代になった今、顧客ニーズを反映しない商品は売れない。中村は営業部隊をマーケティングのプロ集団へと改革し、「市場の論理」を商品開発に反映させた。これにより、開発・製造・販売の一体化したモノ作りを実現している。
    ●【雇用・人事改革】松下では「雇用」への不可侵は絶対であった。また、社員は極端な同質性を持ち合わせていた。現代は環境変化が早く、人的資源の需要変化が激しい。また、創造的なビジネスのみが生き残る時代になった。

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    松下の中村改革
    二〇〇二年三月期に松下は上場来初の巨額赤字を計上した。その原因は、古い時代に成功を成し遂げたものにあり、それらの改革は待ったなしの状況に陥った。中村邦夫社長による松下の大改革は多岐にわたる。環境の変化により時代にそぐわなくなった旧来のものを破壊し、時代にマッチしたものを新たにそれぞれ創造した。企業戦略のケーススタディとして興味深い内容が多々ある。
    ●【組織構造改革】
    事業部制の組織構造は、高度成長期の大量生産大量販売で大成功した。しかし、IT化とグローバル化により需要側と供給側の両方で変化が起こり、現在、事業部制は機能しなくなった。中村は企業の利益最大化のためにトータルマネジメント(全体最適)の重要性を説く。トータルマネジメントを有効に行う組織として、「軽くて早い組織」へと改革した。
    ●【国内流通改革】
    松下幸之助は「共存共栄」の理念の下、ショップ店を手厚く保護し、育成した。しかし海外の安い家電品の増加や量販店の台頭により、次第にショップ店の存在意義は薄れてきた。中村はそれまでの過剰な支援を廃止し、やる気のあるショップ店にのみ支援を促すように試みた。
    ●【モノ作り改革..

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