連関資料 :: 殺人の罪

資料:3件

  • 殺人
  • 1 本件は、自虐的なSM趣味のあるAがXに対し強く依頼し、その依頼に応えるかたちで、XがAの用意したナイフでAを刺殺した事案である。  本件では、Xは殺人の故意を持ってAをナイフで刺し殺している点で、Xの行為は殺人罪(199条)の構成要件に該当する。しかし、AはXに対し、自分を刺し殺して欲しいことを依頼しているため、嘱託殺人罪(202条後段)の構成要件に該当する可能性がある。  そこで、嘱託殺人罪の成否が問題となる。 2(同意殺人罪の減刑根拠)  嘱託殺人罪とは、被害者の嘱託を受け殺す行為を内容とする犯罪をいう。  嘱託殺人罪は、行為の殺人行為の一種であるにもかかわらず、普通殺人罪に比較して刑が軽く規定されている。そこで、その減軽の根拠が問題となる。  この点、確かに、生命は個人では勝ってに処分し得ない法益なので、同意は違法性を阻却ないという説明が考えられる。
  • レポート 法学 刑法各論 殺人罪 嘱託殺人
  • 550 販売中 2006/01/03
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