エドガー・アラン・ポーとマーク・トウェインについて述べよ

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    エドガー・アラン・ポーとマーク・トウェインについて述べよ
     エドガー・アラン・ポーとマーク・トウェインの両者は19世紀に急成長したアメリカ文学を代表する二人である。また、お互いに一般人とは違う鋭いセンスで物事を見、互いに生きたその時代を鋭く批判した。
     年代的に見ればエドアガー・アラン・ポーの方が先に誕生している。彼は文学史の中で扱われる人々のなかでも少々常軌を逸した感のある性分、人生を持ち、その生い立ちや波乱に満ちた人生が彼の短編、詩、批評に独特の個性をもたせたものであろうと私は確信するのである。
     彼の偉業は大きく分けて、短編、詩、批評の三つに分類される。彼の短編は、恐怖を狙った物や、神美的な物、推理物に大きく分類され、「アッシャー家の崩壊」(1839年)や「黒猫」(1843年)、デュパン氏の登場する推理物等がある。彼は短編小説の中で人間のすさんでいく心の恐怖を、また良心を悩ませるものの恐怖を卓越した技術で描きだしている。また、エドガー・アラン・ポーはゴシック小説を発展させ、推理小説という分野を拓いた最初の人物でもある。
     彼の詩は、彼の信じる美を追求するものである。彼の信じる美とは、教訓を離れた純粋なる美であり、人間の天上への要求を満たしてくれるものである。また、詩が長すぎて中だるみする事を良しとせず、詩とは美の韻律的創造であるとしている。14歳の頃に友人の母親に恋をした事を元に書かれた「ヘレンへ」では誰とは明記されていないその女性を神々しささえ漂うほどの美しい女性の姿を生き生きと描き出している。また「大鴉」(1845年)は詩といいつつも物語的な一面を持ち、その大鴉の喋る言葉にはなぜかその鴉が悪魔の使いではないかと思わせる恐怖が漂っている。いとこであり、かつ14歳になるかならないかの時にポーの妻となったヴァージニア・クレムを亡くした、その切々とした思いをうたう「アナベル・リー」(1849年)では、同じ言葉の繰り返しを嫌う事を承知で「アナベル・リー」や「海のそばの王国のこと」を何度も繰り返し、整理された言葉では言い尽くせない心の悲しみを表現している。
     彼の評論は「創作理論」(1846年)と「詩の原理」(1849年)がある。彼のいう詩とは美を鑑賞するもであるからして、美を最高に表現するかを「創作理論」では成功した「大鴉」を分析する事で持論を展開している。韻律の面から、意味の面から、反復句の変化がどのように影響し、違う効果をあげるか、実例を「大鴉」より参照しながら述べている。また、空間を制限する事の重用さ、場所の設定、天気の設定など細かく説明している。得に、彼のこの詩は美を鑑賞するものであるという姿勢は、倫理的な問題や教訓的な問題をまったく避けてしまっており、当時のアメリカの批評家たちはこれに大きな不満を示した。しかしながら、フランスでは彼の持論は大いにもてはやされ、エドガー・アラン・ポーの詩は純粋芸術、純粋詩の創始者として実際以上に高く評価された。彼はアメリカの内外で知られたアメリカの、最初の世代の作家である。
     マーク・トウェインは彼よりも後に生まれ、活躍したもう一人のアメリカ文学を代表する作家である。また彼は大変な毒舌とユーモアの持ち主であった事でも有名である。彼は当時のアメリカの物質主義、帝国主義を批判した作家である。エドガー・アラン・ポーとは違い、当時のアメリカで彼は最も人気のある著名人であった。
     彼の代表的な作品といえば「トム・ソーヤーの冒険」や「ハックルベリー・フィンの冒険」が非常に有名であるが、それだけではなく、旅行記や自伝に

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    エドガー・アラン・ポーとマーク・トウェインについて述べよ
     エドガー・アラン・ポーとマーク・トウェインの両者は19世紀に急成長したアメリカ文学を代表する二人である。また、お互いに一般人とは違う鋭いセンスで物事を見、互いに生きたその時代を鋭く批判した。
     年代的に見ればエドアガー・アラン・ポーの方が先に誕生している。彼は文学史の中で扱われる人々のなかでも少々常軌を逸した感のある性分、人生を持ち、その生い立ちや波乱に満ちた人生が彼の短編、詩、批評に独特の個性をもたせたものであろうと私は確信するのである。
     彼の偉業は大きく分けて、短編、詩、批評の三つに分類される。彼の短編は、恐怖を狙った物や、神美的な物、推理物に大きく分類され、「アッシャー家の崩壊」(1839年)や「黒猫」(1843年)、デュパン氏の登場する推理物等がある。彼は短編小説の中で人間のすさんでいく心の恐怖を、また良心を悩ませるものの恐怖を卓越した技術で描きだしている。また、エドガー・アラン・ポーはゴシック小説を発展させ、推理小説という分野を拓いた最初の人物でもある。
     彼の詩は、彼の信じる美を追求するものである。彼の信じる美と..

    コメント3件

    tanntannroro 購入
    この内容でこの価格は大満足!
    2007/03/29 18:41 (9年8ヶ月前)

    naoto24 購入
    参考になりました。
    2007/04/17 8:25 (9年8ヶ月前)

    luckyme 購入
    とても参考になりました。
    2007/05/28 18:41 (9年6ヶ月前)

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