教育心理学①

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    「子どもの『個人差』について述べよ」
    1.個人差とは
    同じ親に生まれ、同じように育てられたきょうだいでさえも、性格、知能、顔つき、体つきなどが異なることは誰もが経験し、知っていることである。また、母親達が「同じ様に育てたつもりなのに、どうしてこうも違うのかしら……」という会話を聞いた者も多いだろう。
     このように、同じ親から生まれたきょうだいでさえ違うのであれば、「10人10色」で10人いれば10人、1人ひとり皆違った個性や体つき、知能、考え方をもっている。これらの違いを総称して「個人差」という。
    この個人差は、遺伝によるものか、環境によるものかについては心理学において多くの議論がなされてきたが、多くの研究調査により遺伝・環境、両方に影響されながら形成され、独自の「個人差」が形成されると言われている。
    例えば子供時代の虐待が反社会的人間を作るとよく言われているが、ある新しい研究の結果、ある種の遺伝子を持つ人にはこれが事実であり、虐待と非行が関連付けられた。しかも虐待を受けていなくても多少反社会的傾向さえあった。そして、虐待を受けた人はそうでない人に比べて4倍の強姦、強盗、暴力の罪を犯し...

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