ワーキングプアに対する社会の対応

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    資料紹介

    「ワーキングプアに対する社会の対応」
    憲法25条が保障する「人間らしく生きる最低限の権利」それすら脅かされるワーキングプアの深刻な実態。
    最低賃金の周辺で働く、いわゆるワーキングプア(働く貧困層)と呼ばれる人たちの中には、自らの意志とは関係なく低賃金で働いている人が少なくない。最低賃金が低ければ、そうした人が報われない状況が続くことにもなる。そこで、最低賃金とワーキングプアの問題について述べる。
     門倉貴史氏が2005年の統計データを使って推計した数値によると、今日の日本では約550万人が年収200万円以下の「ワーキングプア(働く貧困層)」であり、日本の労働者の4人に1人に相当する(門倉p19)。このような現在の日本では、誰もがワーキングプアになり、最低賃金周辺で生活しなければならない状況になる可能性がある。だからこそ、最低賃金の動向は私たちの生活に大いに関わることなのである。

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    「ワーキングプアに対する社会の対応」
    憲法25条が保障する「人間らしく生きる最低限の権利」それすら脅かされるワーキングプアの深刻な実態。
    最低賃金の周辺で働く、いわゆるワーキングプア(働く貧困層)と呼ばれる人たちの中には、自らの意志とは関係なく低賃金で働いている人が少なくない。最低賃金が低ければ、そうした人が報われない状況が続くことにもなる。そこで、最低賃金とワーキングプアの問題について述べる。
     門倉貴史氏が2005年の統計データを使って推計した数値によると、今日の日本では約550万人が年収200万円以下の「ワーキングプア(働く貧困層)」であり、日本の労働者の4人に1人に相当する(門倉p19)。このような現在の日本では、誰もがワーキングプアになり、最低賃金周辺で生活しなければならない状況になる可能性がある。だからこそ、最低賃金の動向は私たちの生活に大いに関わることなのである。
    では、現状において最低賃金周辺で働いている人たちとは、どのような人たちか。まず考えられるのは、いわゆる「フリーター」や派遣社員などの非正規雇用者である。彼らの中には会社にあまり拘束されず、自由度が高いという理由...

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