発達の概念や理論及び発達における諸問題について述べよ

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    発達の概念や理論及び発達における諸問題について述べよ。
     発達は受胎の瞬間から始まり、死に至るまで続く。この間、連続的時間の経過の中で、生理的、身体的、精神的に様々な変化が生ずる。少なくとも誕生以後、成人になるまでの身長、体重、言葉、ものの考え方、遊び仲間、友人関係の変化などは誰でも気づいている現象である。発達とはこのような有機体(人間)の身体に生ずる良質的な変化や成長のことをいう。また、発達の過程は人間が生まれつき持っているプログラムに沿って、時間を追って変化していく。これは「成熟」と、生まれた後の環境の中での経験による変化である「学習」との、両方の影響を受けて進んでいくのである。
     発達の変化には、身長や体重、語彙量の増加のような量的変化(量的側面)と、体型や文法構造、思考構造のような質的変化(質的側面)がある。基本的に量的変化に伴い質的変化が見られ、この関係は比例する。
     量的変化とは、何らかの量の増減として表せる発達である。量的変化である身長や体重、語彙量はある程度の発達を遂げると止まる。身長や体重が著しく増加するのは乳児期から幼児期にかけて、また思春期にも著しい発達がみられる。語彙量は身長や体重に比べて比較的均等に発達をしていく。「アー」や「ウー」から始まり、喃語の習得、音声模倣、そして一語文が話せるようになり、段階を追って語彙量は増えていく。しかし、語彙量の発達には個人差がある。子どもの育っている社会環境、家庭環境によって大きく左右される。例えば母親があまり子どもに話しかけずに育てたり、他人との交流をあまり持たせずに、テレビやゲーム等ばかりの環境の中で育ったりした子どもは、普通の子どもより圧倒的に語彙量が乏しい。また語彙力は、成人してからも個人の環境によっては発達するが、そのスピードは子どもの時期に比べてはるかに遅い。
     質的変化とは第一に、何らかの量の増減として表せない発達である。また第二に、たとえ量の増減で表すことができても、短期間での急激な増減の次に長期間の停滞が繰り返され、先行する停滞期よりも後続する停滞期のほうが良い特徴を持つ発達のことをいう。そして第三に、量の増減で表せる特質も含めて、複数の特質が合わさった結果、より高いレベルの段階に達することである。質的変化には体型や文法構造、思考構造があるが、まず体系とは、身体各部の割合の変化である。生後約二ヶ月で二頭身、生後約五ヶ月で三頭身、と徐々に変化していき成人したときには約6~8頭身となる。次に文法構造とは、ある程度言葉を習得すると、一語文から二語文、多語文や従属文から文章構成へと変化していくことである。また思考構造とは言い換えると、感覚運動段階から前操作段階へ、前操作段階から具体的操作段階へ、そして形式的操作段階へ変化することである。
     発達段階は次のように定義されている。発達的変化は平坦なものではなく、緩急のリズムや節目をもっている。発達過程のある時期に特定の領域の発達が特に目立って観察されたり、構造的な変化が現れたりする。このような顕著な変化、あるいは一定の特徴を手がかりとして発達過程をいくつかの段階に分けることができる。
     発達段階についてはいくつかの著名な説がある。スイスの心理学者J・ピアジェは次のように説いている。「人間は乳幼児の頃に循環反応という行動をとることによって自己を知り、次いで外界を知る。そして、人間は環境に対して能動的に働きかけることによって環境について理解していく」と考え、4つの発達段階説を唱えた。
    ①感覚運動期である。0歳から2歳位までの時期を指し、

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    発達の概念や理論及び発達における諸問題について述べよ。
     発達は受胎の瞬間から始まり、死に至るまで続く。この間、連続的時間の経過の中で、生理的、身体的、精神的に様々な変化が生ずる。少なくとも誕生以後、成人になるまでの身長、体重、言葉、ものの考え方、遊び仲間、友人関係の変化などは誰でも気づいている現象である。発達とはこのような有機体(人間)の身体に生ずる良質的な変化や成長のことをいう。また、発達の過程は人間が生まれつき持っているプログラムに沿って、時間を追って変化していく。これは「成熟」と、生まれた後の環境の中での経験による変化である「学習」との、両方の影響を受けて進んでいくのである。
     発達の変化には、身長や体重、語彙量の増加のような量的変化(量的側面)と、体型や文法構造、思考構造のような質的変化(質的側面)がある。基本的に量的変化に伴い質的変化が見られ、この関係は比例する。
     量的変化とは、何らかの量の増減として表せる発達である。量的変化である身長や体重、語彙量はある程度の発達を遂げると止まる。身長や体重が著しく増加するのは乳児期から幼児期にかけて、また思春期にも著しい発達がみられる..

    コメント2件

    nekotenshi 購入
    とても分かりやすい文章表現で、読みやすかったです。
    2007/04/02 12:18 (9年8ヶ月前)

    syokora4618 購入
    わかりやすく、とても助かりました。ありがとうございます。
    2007/09/10 14:07 (9年3ヶ月前)

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